阿部寛『下町ロケット』キャスティングミスが低調の原因? 伊東四朗の刑事ドラマにも敗退……
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TBSが絶対的な自信をもって送り出したはずの『下町ロケット』第2シリーズ(阿部寛主演/日曜午後9時~)が、どうにも低調だ。
初回(14日)は13.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で発進したが、21日放送の第2話では12.4%までダウン。3年前(2015年10月期)の第1シリーズのスタートは、初回16.1%、第2話17.8%で、今シリーズは出足で大きく数字を落としている。
第1シリーズは10話すべてで15%超えを記録し、全話平均は18.5%の高視聴率をマーク。TBSとしては、その実績をもとに今シリーズも高い数字を狙っていたはずだが、現状では期待外れとなっている。
しかも、第2話が放送された21日、テレビ朝日系でオンエアされた人気ドラマシリーズ『おかしな刑事』スペシャル(伊東四朗、羽田美智子主演)が13.0%を記録し、『下町ロケット』が敗退を喫する失態も演じてしまった。
放送前の下馬評では、今シリーズも高視聴率連発が予想されていたが、何が原因で低迷しているのか? ストーリーがワンパターン化して、マンネリを感じさせることも一因だろうが、それ以上に、深刻なのがキャスティングの問題のようだ。ネット上では「素人のヘタな演技で、ドラマが台無し」「キャスティングミスでガッカリ。イモトアヤコはお笑い番組の印象が強すぎて、見てるだけで笑ってしまう」「ここまで芸能人隠し芸大会みたいなキャスティングされると腹が立つ」などといった趣旨の声が多数見受けられる。
事実、今シリーズには、ギアゴースト副社長・島津裕役のイモトをはじめ、立川談春、恵俊彰、今田耕司、古舘伊知郎、坪倉由幸といった、役者を本業としないキャストがズラリ出演している。第1シリーズでは、フリーアナの高島彩が起用されていたが、要は役どころや人数の問題だろう。重要な役どころで、演技がほとんど素人の芸人やアナウンサーが多数出演していると、確かに“学芸会”の様相を呈しかねず、ドラマファンの気分を損ないかねない。
キャスティングばかりは、今さらどうにもできないだけに、イモトや古舘らの“名演技”に期待するしかないのか? いずれにせよ、今後も第1シリーズと比較すると、苦戦は免れそうにないようだ。
(文=田中七男)
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