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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > ジャニオタのストーキング行為絶えず

ジャニーズ事務所、交通機関での迷惑行為に対し再びメールで注意 改善されないストーキングの悪しき伝統

 ジャニーズ事務所は10月17日、ファンクラブ、ジャニーズジュニア情報局、情報サービスの全会員に対し「公共交通機関の利用マナーについて」というタイトルのメールを送信。交通機関における、ファンの迷惑行為を具体的に挙げるとともに、マナーやルールの順守を求めた。

 今回のメールでは、「タレントが利用することを予想し、駅でタレントを待ち受ける」「タレントと同じ新幹線に乗車し、タレントを見るために車両のデッキや通路に溜まる」「タレントが搭乗する飛行機の航空券を購入し、タレントが搭乗するまで搭乗しない」などの、迷惑行為を例示。交通機関でタレントを待つだけでなく、さまざまな場面で迷惑行為が行われているようだ。

 確かに、全国ツアーを回っているジャニーズのグループであれば、スケジュールを調べれば、メンバーたちがどこにいるのか、どこに向かおうとしているのかがすぐに判明する。そんなメンバーたちの動きを把握し、同じ新幹線や飛行機に乗ろうとするファンが、それなりに存在しているのだ。

「新幹線でタレントと同じ車両に乗り込んだり、駅のホームや空港で待ち伏せしたりという行為は、ジャニーズのファンだけでなく、いろんなアイドルや芸能人のファンがやっていることです。しかし、ジャニーズの場合は、複数のファンが組織的にそういった迷惑行為を働くことも多い。メンバーが、会員向けのブログで苦言を呈することもあるくらいです」(ジャニーズに詳しい芸能ライター)

 そもそも一部のジャニーズファンの間では、メンバーたちの動向に関する細かな情報がやりとりされていることもあるという。

「“追っかけ”というか、ストーキングに近い行為を楽しんでいるファンがいるのは事実。メンバーの自宅近くでうろつくファンもいますし、最近は迷惑行為がエスカレートする一方です。King & PrinceやHey! Say! JUMPのファンは特にマナーがよくない、なんて言われています」(同)

 ファンの間でも、こういった迷惑行為は大きな問題となっている。40代のファン女性はこう話す。

「やはり、比較的若いファンのマナーが悪いという印象。昔はそうでもなかったんですけどね。NHKで収録を終えたジャニーズJr.のメンバーが、渋谷駅までファンを引き連れて練り歩くなんてこともありましたが、大問題になるような迷惑行為はあまりなかったと思います」

 タレントとファンの関係は時代によって変わってくるものだろうが、“近すぎた時代”の悪影響もあると、前出の芸能ライターは話す。

「昔のジャニーズファンのほうがマナーが良かったのかもしれません。ただ、今のファンにしてみれば“昔はメンバーがファンを連れて歩いてたんだから、私たちだって同じようなことをしてもいいじゃない!”という感覚があるのも事実でしょう。メンバーたちの過剰なサービスがファンを勘違いさせて、悪しき伝統を生み出してしまったという側面もありそうです」

 ちなみに、ジャニーズ事務所はここ最近、マナーに関する注意のメールを頻繁に配信しているが、どうやらまだまだ改善はされていないようだ。根本的解決を実現するには、ファンの意識改革を促すだけでは不十分なのかもしれない。

最終更新:2018/10/20 10:00
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