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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > ホリケンのテレビ評が的確すぎ

“ホリケンワールド”封印! TVウォッチャー・堀内健が放つテレビ評がクールでクレバー

 この日の一変化には、ナベプロでホリケンの後輩に当たる、あばれる君が出演していた。彼の出番を凝視しながらホリケンは評論する。

「あばれる君は意外にしっかりネタ作るんだけど、ちょっと根の意地悪さが出ちゃってるんだよなあ。そこがいいとこなのかもしれないけど。もしかしたら、ちょっと性格悪いかもしれない。笑い方とか、こいつ本当に性格悪いんだろうなあって感じる時があるんだよ、後輩ながらに(笑)」

 非常に的確で客観性に富んだ分析だと思う。ちなみに、ネプチューンのネタを作っているのはホリケンだ。彼が後輩のネタ作りにアドバイスすることはあるのだろうか?

「いや、しないよ。昔、ふかわりょうが白ヘアバンドでブレークしてる時に、ネタの話をして。俺のほうが先輩じゃん? それなのに、ふかわに『ホリケンさん、もっと自分が好きなようにやったほうがいいんじゃないですか』って言われた時、すっげえムカついたんだ(笑)。それから、若手がガーッて行ってる時はネタの話はやめようと思って。一歩間違えたら傷ついちゃうから、こっちが」

 いちいち冷静、いちいち的確。これこそが素の堀内健だが、そんな自分を彼は誇らない。通常のテレビではキャラに徹し、演じ続ける。

「自分で言うのもなんだけど、普段の声がキムタクそっくりなんだよね。自分しか思ってないかもしれないけど、話してると暗~い感じになっちゃうのよ(笑)。キムタクさんに失礼かもしれないけど」

 また、この日ゲスト出演した菊地亜美からも、秘めた戦術が披露された。なんと彼女、MCごとに異なる対策を練っているらしい。

「(明石家)さんまさんは、誰かがしゃべってる時にガヤっていうか声張って『あー、わかる!』とか言ったら『なんや、菊地わかるの?』って振られちゃうから、あんまりガヤを言わないようにしてた。本当に自信ある時だけは『えー、そうかなあ?』って逆のこと言ってみたり」

「今田耕司さんは、アイドリング!!!のギスギスした話がめっちゃ好きだったんですよ。だから、今田さんの番組出た時は『実は、アイドリング!!!って……』って、めっちゃ盛って言ってた」

 菊地は、バラドルの偉大な先輩から授かった貴重なアドバイスも明かしてくれた。

「たぶん、女性タレントみんななんですけど、『アシスタントMCやりたい』って言うんですよ。今で言ったら、さっしー(指原莉乃)とかこじるり(小島瑠璃子)とか。実際、あの2人はやってるじゃないですか。私、全然そういうの向いてないんですけど『やりたい』って言ってたんですよ」

「でも、井森美幸さんに『むやみやたらにMCを目指すな』って言われたんです。『あなたはそっち側じゃないから。私は一回も目指したことないから』って言われて。私、井森さんすごい好きなんですけど『カッコいいー!』と思って、そこから目指さなくなりました。(井森さんは)ずーっとひな壇とかですもんねえ。ずっとひな壇が難しいんですけどね」

 放送前は“エグさ”“過激さ”が発揮されると予想していたが、それより、ただただ感心する場面が多かったこの番組。エンディングでホリケンは、よりプライベート感を出すべく「今度は裸足で出るわ」と語っている。ということは、“今度”があると期待していいのかもしれない。

 次回もキムタクボイスでクレバーに持論を発信してほしいと、ホリケンには願うばかり。

(文=寺西ジャジューカ)

最終更新:2018/10/12 14:00
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