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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > 日大水泳部員が「更衣室で自殺」
週刊誌スクープ大賞

東京五輪の大本命・池江璃花子は大丈夫? 日大水泳部に「更衣室で自殺した1年生」が……

 文春によれば、リオデジャネイロ五輪を翌月に控えた2016年7月に、日大水泳部の1年生が、東京・目黒区内にある水泳部の学生寮に隣接するプールの女子更衣室で首吊り自殺したそうだ。

 なんでも、1年生を取りまとめている学生が、1年生が任されている仕事を巡って、自殺した学生にひどい言葉を投げかけていたというが、それで自殺したのではないかと、そのとりまとめ役の学生は青ざめていたそうである。

 しかし、監督から詳しい話はなく、自殺のことは部外秘、SNSの更新も禁止されたという。

 臭いものにはフタということか。この加害学生は、昨年5月にも、後輩選手を殴るなどして、全治2週間のケガを負わせていたのである。

 暴力やいじめの常習犯のようだ。日大のこうした体質は、今のような体制が変わらければ直らないのであろう。

 さて、沖縄県知事選で玉城デニー氏が大勝したが、若者たちはどう考えているのだろう。

 AERAでは、現地取材し、若者たちの複雑な心の内を聞きだしている。

 生まれた時から基地があり、そこで働く友だちがいて、米兵の友だちもいる。だが選挙になれば、基地容認か反対かで亀裂が走る。

 おもしろいことに、基地にも政治にも無関心だった若者が、ハワイやブラジルで、沖縄にルーツを持つ人間と出会って、自分にも流れている沖縄の血を感じたというのがいることだ。

 それとやはり安室奈美恵の唄が、同じ沖縄の若者たちをつなぎ、沖縄を誇りに思う心を強めている。

 投票日の3日前に玉城デニーを応援する若者たちが沖縄コザでパーティを開き、そこで歌われたラップを記者が書き留めている。

「海を埋め立ててできるものは何か/海を埋め立てて失うものは何か/色々見てきたぜ、この街のリアル/目をそむけたくなる内容もいっぱいある/同じ人間、同じ生活、同じ島で生まれてきた俺たち/いろいろあると一言で片付けられる/うわべじゃねえ」

 米兵の友人と肩を抱き合っていた若者はこういう。

「結局、俺らに求められているのは、AでもBでもない。第3の選択肢だと思っていて、政治家に任せているだけじゃなくて自分たちが動いて新しい選択肢を作らないと、選挙のたびにネコだまし状態じゃないですか。どうするの、沖縄って。そういうのにずっと振り回されたくない」

 そう、振り回されないためにどうするのか。今考えなければいつ考えるのだ。

 沖縄の総意は普天間基地を返せ、辺野古移転は「ノー」だ。

 沖縄県知事選を裏で率いた小沢一郎は、サンデー毎日のインタビューでこう語っている。

 日本の民主主義にとっての勝利かと聞かれ、

「これは簡単だ。強権的手法はダメだ、ということだ。安倍政権のように権力主義的なやり方で物事を進めようとしても国民の支持は得られない。その反民主主義的な体質が選挙によって断罪された。明らかに民主主義の勝利ということができるだろう」

 勝因を分析すると?

「安倍政権に対する批判が出た、の一言だ。沖縄に限らない。日本国民の心の中に積もり積もっているということだ。沖縄ではそれに加えて基地問題があった」

 公明党・創価学会の組織戦もすごかった?

「全国からも入れた。会長も来た。ただ、今回、その一角が崩れた」

 崩れた?

「公明党は県本部や学会の第一戦では新基地反対のはずだ。それなのに基地建設推進の候補を押すのは完全な自己矛盾だ。無理がたたって運動が空回りした。また、公然と反旗を翻した人も出た。今回の敗北による危機意識は相当強いのではないか。これは当然、全国に波及すると思う」

 小沢はこれからの政局も大変だという。

「まずは日米関係だ。外交の安倍と言うが、トランプにやられっ放しで何の成果も出ていない。今度は通商交渉を二国間でやるという。農業を含め徹底的にやられてしまうのではないか」

「ロシアもそうだ。プーチンに安倍がかなうわけがない。だから平和条約なんて言ってたら逆手に取られた。(中国も含め)誰にも相手にされていないし、誰と会っても何の成果も出てこない。きわめて厳しい局面だ」

 野党共闘はできるのか?

「枝野氏(幸男立憲民主党代表)には、あなたが一生懸命旗振りしてほしいと言っている。国民民主党もいいと言っているんだ。何でやらないのか。このままではジリ貧になってしまう、と。(中略)そのためには一緒になるしかない。過去のいきさつ、私情にとらわれずに天下のため、万民のためにやらなければダメだ。両リーダーにその勇気と志を持ってほしいと望みたい」

 来年の参議院選は、久方ぶりの天下分け目の戦になる。やはり、戦にはこの人間が似合う。

 安倍晋三首相は、小沢一郎の藁人形を作って、太い釘を打ち込んでいるのだろうか。

 富田林署から脱走した樋田淳也(30)容疑者が9月29日、山口県周南市の道の駅「ソレーネ周南」で、万引きの現行犯としてようやく逮捕された。逃亡生活は48日間にもなった。

 早速、大阪府警の広田幸一本部長は記者会見で頭を下げたが、樋田に翻弄され、「ソレーネ」の万引きGメンが、パンやとんかつ、餅などをズボンに入れて出ていった不審な人間に気づかなければ、まだ樋田の能天気な逃亡生活は続いていたのである。

 何しろ、坊主頭で日に焼け、「只今、自転車にて日本縦断中!」と書いたプラカードを持ち、日本一周をしていた44歳の男と一緒だったのだから、誰も逃亡犯とは思わなかったのも無理はない。

 道の駅のトイレと水を使い、万引きをしてツーリングをしていた樋田は、「もはや、俺を見つけることなどできはしまい」と嘯いていたのではないかと、新潮は書いている。

 この男、バイクを盗んだだけでなく、強盗致傷、強制性交などの凶悪犯である。ツーリストを装って、餌食になる女性を物色していたかもしれないのだ。

 現代は日曜日に樋田が逮捕されると想像していなかったのだろう、月曜日発売で、「そろそろ大阪府警の本部長のクビが飛ぶ」と報じてしまったが、樋田が事件を起こしていたら、間違いなく広田本部長のクビは飛んでいただろう。

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