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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 芸能人たちの葬儀での“儀式”

故・樹木希林さんの遺骨を持ち帰った内田裕也……ほかの芸能人たちの“送りの儀式”は?

内田裕也

 9月15日に75歳で亡くなり、30日に告別式が行われた女優の樹木希林さんについて、夫でミュージシャンの内田裕也さんが、樹木さんのあごの骨を持ち帰り話題になっている。

 火葬時に内田さんは、あごの部分の骨をハンカチでつつみポケットに入れたようだ。いかにも内田さんらしいエピソードといえる。こうした伝説はほかの芸能人にも伝えられている。どのようなものがあるだろうか。

「名俳優として知られた勝新太郎は、実母が亡くなった時に、棺桶の中に顔を入れて性器にキスをしたそうです。母親への感謝の気持ちと『自分の産まれて来た場所』を確認する思いがあったのでしょう。咽頭がんの会見時には、医師から禁煙を命じられたと言いつつも、その場でタバコをふかし記者たちを笑わせるなどサービス精神が旺盛な人でしたから、そうした部分を含めたパフォーマンスだったのかもしれません。ただ、気持ちは本気だったでしょう」(芸能関係者)

 内田さんは骨を持ち帰ったが、遺骨を食べた人たちもいる。

「ヒロミととんねるずの木梨憲武は、共通の友人であった放送作家が亡くなった時に、火葬した骨が骨壷に入りきらず、残った骨を持ち帰って、食べてしまったそうです。ヒロミと木梨は競馬で儲けたお金を、友人の治療費としてカンパするなど破天荒な振る舞いで知られましたから、最後までそうした意識があったのかもしれません。料理愛好家の平野レミも実父が亡くなった時に、同様の理由でお骨が残っていたため、そっと口に入れました。その時『これでお父さんと一心同体になる』と思ったそうです」(同)

 芸能人にとっては、こうした所作ひとつにも注目が集まる。内田裕也もそうした目線を意識して“ロック”な振る舞いをしたのかもしれない。ただ根っこの部分では樹木さんへの本気の愛情も感じられるエピソードであろう。

(文=平田宏利)

最終更新:2018/10/09 17:59
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