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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 『バゲット』は枠消滅のための番組?

日テレ新番組『バゲット』 局アナのみの出演でやる気なし、枠自体を消滅させるための番組なのか

日本テレビ系『バゲット』番組公式サイトより

 日本テレビ系の情報番組『バゲット』(月~木、午前10時25分~11時30分)が10月1日にスタートした。ビビる大木と岡田圭右がMCを務めた『PON!』の後番組となるが、あまりの雰囲気の変わりように業界内もざわついているという。

「『PON!』は芸人やタレントをコメンテーターやレポーターに起用して、かなりバラエティー色が強い情報番組でしたが、『バゲット』に出演するのは局アナのみ。エンタメ系の情報は『PON!』に比べて抑えめで、生活情報系がメインの番組になっています。正直言ってすごく地味な印象で、地方局の情報番組みたい。日テレのやる気はゼロでしょう」(テレビ誌記者)

 大幅なシフトチェンジをしてきた日本テレビ。その背景には、どんな事情があるのだろうか?

「単純に、経費削減という側面は強いのでは? この枠は全国ネットではなく、日本テレビを含めて3局でしかネットされておらず、高いギャラを払って芸能人を出すほどでもないという判断だったことは、想像するにたやすい。極端な話、いつこの枠の帯番組を終わらせてもいいというスタンスなのかもしれません」(テレビ局関係者)

 実際、地方局では『バゲット』が放送されている平日の午前10時~11時台は、情報番組ではなく、再放送や通販番組が組まれていることも多い。

「大阪の読売テレビも、かつてはこの枠で『なるトモ!』という人気番組を放送していて、それが東京にネットされたこともあった。当時は地方局の帯の情報番組がキー局で放送されることなんてあまりなかったので、業界内でもかなり話題になったし、この番組がきっかけとなって陣内智則は全国区にもなりました。しかし、2009年に『なるトモ!』が終了すると、読売テレビはこの枠の自社制作帯番組をやめて、再放送や通販番組にシフト。しかも今では『イッテQ!』や『有吉ゼミ』など、現在放送中のバラエティーを再放送しています。完全に、手軽に視聴率を取れる番組を使い回している状態です。業界的には、この枠の情報番組は必要ないということなのでしょう。『バゲット』は、いうなれば、この枠を潰すために始まった番組かもしれません」(同)

『PON!』終了とともに帯番組の枠が消滅していたら、MCを務めたビビるや岡田の責任とされかねないところだが、局アナだけの『バゲット』が最後となれば、日本テレビが責任を負う形となる。

「『PON!』が不評で枠がなくなったのであれば、ビビるが所属するナベプロや岡田が所属する松竹芸能の看板を汚すことになってしまいます。でも、局アナだけの『バゲット』になってから枠が消滅したというのであれば、日テレとしても自己責任で片付けられます。『バゲット』には、いろんな事務所のメンツを保ったまま枠を潰すという役割があるように見えますね」(同)

 日本テレビの朝の情報番組枠がなくなるのも、時間の問題かもしれない。

最終更新:2018/10/08 10:00
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