有働由美子の『news zero』ダラダラトークで批判集中も「話題になるだけマシ」との声
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元NHKの有働由美子アナをメインMCに起用し、10月1日からリニューアルした日本テレビ系の報道番組『news zero』。これまでとはかなり雰囲気が変わった番組内容に、業界内からの反応も賛否両論となっている。制作会社幹部はこう話す。
「NHKで有働アナが担当していた『あさイチ』を意識しているのか、単にニュースを報じるだけでなく、Twitterでの視聴者の反応を紹介したり、有働アナが“視聴者目線”で素朴な疑問をコメンテーターに投げかけたりと、議論やトークの要素が強くなっているようですね。その結果、キャスター陣がダラダラと話す時間が多く、報道番組としてはかなりテンポが悪いものになっています」
2日には筑波大准教授でアーティストの落合陽一氏がゲストコメンテーターとして出演。ダボついたTシャツを着て、下駄を履き、けだるい姿勢で時折タメ口を挟んで話す姿も物議を醸した。
「確かに、報道番組のゲストとしては少々態度がフランクでしたが、落合氏がああいったキャラクターであることは知られており、番組制作サイドとしては有働アナの親しみやすさとともに、堅苦しくない雰囲気を作りたいという意図があったのだと思います。炎上商法とまではいかないにしても、いろんな意味で話題になってほしいという狙いもあっただろうから、ある意味成功だったといえるでしょうね」(同)
果たして、有働アナを軸とした『news zero』のリニューアルは成功するのだろうか? テレビ局関係者は、こう話す。
「有働アナがある程度フリーで話せるような現時点での構成からすると、1時間の放送時間では少々足りないかもしれませんね。有働アナのトークのせいで、伝えるべきニュースの情報が薄まってしまい、報道番組としては不十分なものになりかねない。ただ、せっかく有働アナを起用しているのだから、普通のストレートニュースだけをやっていても意味はないということで、これから視聴者の反応を見つつ、いいあんばいを探っていくことになると思います」
とはいえ、番組開始直後の反応としては悪くはないとの見方も強い。
「12年続いた村尾信尚キャスターをクビにして有働アナを起用しているわけで、日本テレビとしても相当気合が入っていることは間違いない。鳴り物入りのリニューアルなのだから、全く話題にならないよりは、良くも悪くも話題になったほうがよいという判断なのでしょう。そういう意味では、まずまずの滑り出しだということです」(同)
異色な報道番組となっている、有働版の『news zero』。この独自性がウケるのか、それとも普通の報道番組へと軌道修正されるのか。結果が出るのは、もう少し先になりそうだ。
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