女児に性的虐待繰り返したロリコン鬼畜男、「74万円で保釈決定」に台湾全土で大ブーイング!
#台湾 #児童虐待
日本では昨年、児童相談所が対応した児童虐待の件数が13万件を突破し、過去最高を記録した。中でも身体的虐待や性的虐待は3万件を超え、年々増加傾向にある。そんな中、台湾で児童への卑劣な性的虐待事件が起き、社会的な注目を集めている。
「香港経済日報」(10月2日付)によると、台湾・桃園市で女児への性的虐待を行った29歳の男がわずかな金額で保釈され、警察の対応や法制度について大きな議論を巻き起こしているという。焦点となっているのは、この男が犯してきた悪行の数々だ。
男は市内で飲食店を経営していた昨年の夏頃、5歳の女児を持つ女性をスタッフとして採用した。その後、男性は女性に対し、「仕事が忙しい時は、自分が代わりに子どもの面倒を見てあげる」と提案。女性は経営者である男を信用し、住居へ自由に出入りすることを認めた。しかし、これが悲劇の始まりだった。
男は女児の面倒を見ると偽って、2カ月にわたり性的虐待を繰り返していたのだ。台湾メディアによると、男は母親がいない隙に、女児に無理やり自らの尿を飲ませたり、体液を顔面にかけるなどの行為を、ほとんど毎日行っていたという。2カ月後、異変に気づいた近所の住民が警察に通報し、男は逮捕された。
その後、男は容疑を認め起訴されたが、10月1日に保釈申請を行う。裁判所は、保釈金20万台湾ドル(約74万円)と海外への渡航制限、週3回の警察署出頭を条件に、保釈を認めてしまった。保釈当日、警察署には多数の市民が詰めかけ、男に厳しい言葉を浴びせるなどの抗議活動を展開。
台湾メディアは、卑劣な性的虐待を行いながら保釈が認められたのは、男が国民党の党員であることや、父親が警察職員であることが関係しているのではないかと推測。台湾では2年前、小学生の娘に性的虐待を200回以上も繰り返した父親が、「懲役499年」の実刑判決を受けるという事件も発生しており、今回の事件に関心が集まっていた。
昨年は1,600件もの性的虐待が報告されている台湾の性犯罪者の再犯率は3%前後と、日本の13%に比べ、比較的低い水準であるが、それは日本より量刑が長いことも影響しているのだろう。それだけに今回の事件に関して、台湾国民は納得がいかなかったようだ。
(文=青山大樹)
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