『キングオブコント』優勝・ハナコに“パクリ説”浮上!? ナベプロ芸人に疑惑が多いワケ
#お笑い #キングオブコント
『キングオブコント2018』(TBS系)で優勝したお笑いトリオ・ハナコに“パクリ説”が浮上している。同決勝戦の1本目で、ハナコは、犬の扮装をしたボケの岡部が犬の気持ちを言葉を交えて表現するというネタを披露。しかし、ほぼ同様の設定のCMが過去に存在したのだ。
「かつてセコムが、おじさんの姿をした番犬が、訪問者に対して『誰! 誰!』と騒ぎまくるCMをオンエアーしていましたが、ハナコのネタの中には犬の格好をした岡部が飼い主の友人に対して『誰! 誰!』とほえる場面があります。ハナコがセコムのCMを参考にしたかどうかはわかりませんが、確かに設定は全く同じ。パクリだと指摘されるのも仕方ないでしょう」(お笑い関係者)
また、『キングオブコント』では披露しなかったが、ハナコの人気ネタ「爆弾処理班」にも疑惑が浮上している。
「遠隔地から爆弾処理班に指示を送るも、ことごとく失敗し、爆発してしまうというネタです。爆発音のSEが何度も鳴り、その繰り返しで笑いが増幅していくというネタ。これがよしもと所属の3人組・グランジのネタに、とてもよく似ているんですよ。グランジのネタも手元で爆弾処理に失敗して、離れた場所にある爆弾が次々と爆発していくという設定で、こちらも爆発音SEの連続で笑いが生まれていくというものです。グランジのネタはハナコよりもだいぶ先にやっていたということで、パクリ疑惑が浮上しているのです」(同)
ハナコにかけられた2つの「パクリ疑惑」。ハナコはパクリの常習犯ということなのか……。ある放送作家はこう話す。
「ハナコがパクっているかどうかはわかりませんが、ハナコが所属するワタナベエンターテインメントでは、有望な若手芸人に対して、複数の構成作家がネタのアドバイスをしているといいます。構成作家はあくまでもウケることを大前提にしたアドバイスをするので、過去のお笑いネタのオイシイところを取り入れてしまう傾向がある。特にハナコのネタなどは、冒頭でつかんで序盤で笑いのポイントを示し、中盤からラストにかけて、BGMなどを使いながらボケを畳み掛けて、オチに持っていく、というコントの教科書的展開が踏襲されることが多く、構成作家のアドバイスが生きている印象です。パクリという意識はなくても、教科書的なネタを作るがゆえに、自然と他の芸人たちのネタの要素が組み込まれてしまっている可能性はあると思います」
確かに、ナベプロの芸人をめぐっては、過去にもパクリ疑惑が浮上したことがある。
「ブルゾンちえみのネタが自己啓発本からの盗用だと指摘されたこともあるし、あばれる君のネタは“劇団ひとりの劣化コピー”だとよく言われている。パクっている意識がなかったとしても、ナベプロ芸人のネタは“センス重視”というよりは、“マーケティング重視”なのでしょうね。過去のお笑いアーカイブから、受けそうなネタを引っ張ってきてアレンジするというイメージ。それで結果が出たのだから、ある意味“正解”ということなのでしょうが、他の芸人にしてみれば、あまり気持ちのいいものではないとは思いますけどね……」(同)
とはいえ、ネタの構成が教科書通りだからといって、誰もが爆笑を取れるワケではないのがお笑いの難しいところ。ハナコに相応の実力が備わっていることは、言うまでもない。
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