「タイムマシンで17世紀の中国へ送られた」「4932年からやって来た」“自称タイムトラベラー”が続出中!?
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「タイムトラベルは可能」
シドニー大学哲学科のクリスティ・ミラー准教授が豪「ABC NEWS」(9月1日付)に語った「ブロック宇宙論」が話題となっている。
それによると、宇宙の始まりであるビッグバンからその終焉のビッグクランチまでの森羅万象がひとつのブロックに納められており、その中では、時間は流れ去るのではなく過去も未来も恒常的に存在しており、理論的には行き来することが可能だというのだ。
ここ数年、ブロック宇宙論は専門家や一部マニアの間で新理論として注目されてきたが、一般紙に取り上げられるのは異例のことである。
新しい時間の概念が広まる中、自身をタイムトラベラーだと明かす人々が続出している。
英タブロイド紙「デイリ―・エクスプレス」によると、イギリス政府の極秘任務で、17世紀の中国に派遣されたという人物がネット上で注目されている。
彼はもともと、ロンドンにあるGlobus(グローバス)という名の秘密の政府系研究所で働いていた。同研究所では、異種動物の交雑やテレポーテーションなどの実験を行っており、小惑星から採取した放射性物質を動力とするタイムマシンも開発していたという。
そのタイムマシンで17世紀の中国へ送られたと主張する彼だったが、そこで中国の兵士から逃げている際にスイス製の時計を紛失したという。
実際、2008年には広西チワン族自治区にある明代(1368~1662年)の古墳から、腕時計型の指輪が発見されている。さらにこの指輪には、Swissと読める刻印も施されていたのだ。腕時計が発明されたのは19世紀になってからであり、つじつまが合わないとして話題となった。彼は指輪とされているこの出土品こそ、自身が紛失した腕時計だと主張している。
彼によると、このタイムトラベルプロジェクトには、イギリスのほか、ロシアとアメリカも携わっているという。しかし、4000年以上時間をさかのぼった人々の多くは現代に帰ってきていないといい、危険が伴うミッションであるようだ。また彼は、イエス・キリストが生存している時代にタイムトラベルすることは、カトリック教会が禁止しているとも明かしている。
一方、遠い未来から時代をさかのぼって現代にやって来たと主張する男性も。YouTube上の番組で4932年からやって来たと明かす男性は、第56代アメリカ大統領となる男児が9月12日に生まれていると言及。Jaynou Oliver Beckというその名前まで明かした。
すると、あるネット民が「うちの病院で9月12日に生まれた男児が、Jaynou Oliverと名付けられた」と反応し、注目が集まった。
ただこのタイムトラベラーによると、くだんの男児は2082年11月に大統領に当選するも、2084年7月に暗殺されるとしている。
果たしてこの話は本当なのかどうか? われわれ一般庶民は、とりあえずその年まで生きて事実を確認するしかない。
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