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日刊サイゾー トップ > 海外  > ”もう一人の花嫁”が結婚式に乱入

「おなかに彼の子がいるのよ!」”もうひとりの花嫁”が結婚式に乱入、修羅場と化す……

新婦(左)に襲いかかる元カノ(右)。白シャツ姿の男性は会場の従業員

 通常、結婚式に花嫁はひとりと決まっているが、中国の結婚式場でウエディングドレスを着た2人の女性が花嫁の座を争って対峙した。

 台湾のニュースサイト「ETtoday新聞雲」(9月18日付)によると、湖北省咸寧市で行われていた結婚式の披露宴会場に突然、ウエディングドレス姿のもうひとりの女性が乱入。その女性は「私こそ彼の本当のお嫁さんよ! 彼を返して!」「私のおなかの中には彼の子どもがいるのよ。彼は私をお嫁さんにするべきなのよ」と叫び、新郎の脇にいた花嫁に殴りかかった。

 女性は従業員男性に取り押さえられたが、新郎は呆然とする花嫁に懸命に事情を説明する。それを遠巻きに、興味津々でコトの成り行きを見守る出席者たち――まさに修羅場だ。

 乱入してきた女性は新郎の元カノで、2人は長く付き合っており、もともとは結婚するつもりでいたのだが、女性の父親が結納金として男性に18万元(約300万円)を要求。それほど裕福ではなかった男性は、その金額を出すことができず、彼女との結婚をあきらめるしかなかったという。

 元カノと別れた後、男性は別の女性と交際を始めたのだが、それから間もなくしてデキちゃった結婚をすることになった。

 ところが、元カノのほうも、別れてすぐに妊娠が判明。その子の父親である彼が別の女性と結婚しようとしていることを知って、ウエディングドレスを着て披露宴会場に押しかけたのだという。

 その後、披露宴での騒動や3人の関係がどうなったのかは不明だが、当人たちや親族はともかく、第三者的には、これほど面白い余興はない。とはいえ、喜劇であると同時に、結婚に際し多額の結納金を必要とする現代の中国社会が生んだ悲劇ともいえるだろう。

(文=佐久間賢三)

最終更新:2018/10/01 14:00
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