2夜連続の“クソ会見”でマスコミも逃げ出した!? 故・平尾昌晃さんの遺産問題
「集まった記者は、全員うんざりしてましたよ」
そう語るのは、ワイドショー関係者だ。このところ、地味に取り上げられているのが、昨年7月に亡くなった作曲家・平尾昌晃さん(享年79)の遺産相続問題だ。
平尾さんの3度目の結婚相手である元マネジャーの50代女性Mさんが、親族を差し置いて、平尾さんの関連会社2社の社長に就任。これに納得のいかない三男で歌手の平尾勇気(37)が、25、26日と連続で記者会見を開き、Mさんを糾弾した。勇気はMさんの職務停止を求めて東京地裁に仮処分を申請し、受理されている。
両日とも、会見には弁護士、公認会計士、勇気の個人事務所社長の藤野康治氏が同席。平尾さんの遺産は楽曲の著作権など60億円以上ともいわれ、それを独占するMさんに対し、公認会計士の鈴木繁伸氏は25日の会見で「後妻業ビジネスの極悪非道版だ!」とブッタ斬った。
だが、その具体例について問われるとダンマリ。代わりに事務所社長の藤野氏が「相手方から名誉毀損と言われる可能性があるので差し控えさせてもらいます」と連呼し、報道陣からは「じゃあ、なんで会見開いたんだよ」とブーイングが上がった。
26日はもっとひどい。この日は臨時の株主総会が開かれ、Mさんは関連会社2社のうち1社の取締役を“解任”された。勇気の勝利宣言が聞けると、前日と同じ会場には数十名のマスコミが集まったが、勇気は「2人の兄弟で話し、(この会見では)個人の心境の話をするのはやめようとなった」とコメント。前日に「絶対(Mさんを)許さない」「気持ち悪い」「顔も見たくない」とヒートアップしていたのがウソのようだ。
勇気がしゃべらないのならば、マスコミにとっては意味がない。当然のように不満の声が上がったが、ここでも割って入ったのは前出・藤野氏。「専門用語の説明以外は答えられない」と意味不明な言葉を連呼した挙句、今後の会見予定について聞かれると「こうした会見の会場を押さえるにも費用がかかる。それをご負担いただける媒体はいますか?」と言い放った。“中身のない会見”をやっておいて、集めたマスコミに金をせびるとは……。
「会見終了後には勇気さんが今後出演するテレビ番組を羅列して宣伝していましたね。今回の騒動のそもそもの原因は、勇気さんら親族がMさんにダマされ、重要書類にあっさり押印したこと。はたから見たら『なんで押しちゃうの? バカなの?』レベルです。一連の騒動は勇気さんの売名にも見えてきます」(現場取材したスポーツ紙記者)
世間的な関心は、すでに貴乃花親方の引退騒動や、元・モーニング娘。吉澤ひとみ被告の保釈に移っている。マスコミ的にも「もはやどうでもいい」が本音だろう。
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