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ホントにうまいのか? 珍級グルメハンター第95回

ラーメン新世紀の始まりか終わりか? 『モナカ入りラーメン』

ラーメン新世紀の始まりか終わりか? 『モナカ入りラーメン』の画像5

 細いストレート麺をズズッとすすりあげると、口内から鼻に塩スープとホタテの香りがサッと通り抜けた後、岩のりとキノコの香りがゆっくりと歩き去っていく。

ラーメン新世紀の始まりか終わりか? 『モナカ入りラーメン』の画像6

 その後ろ姿を眺めながら麺を飲み込んだところで、早めのチャーシューに手をつける。と、急に割り込んで来た肉の歯ごたえと旨味は、まるで、潮風香る浜辺でBBQをしているようじゃないか!

 他の塩ラーメンでそれを感じないのは、海の香りの濃さと量の違いか、そうでなければ、初見のときの海のイメージに違いない。

ラーメン新世紀の始まりか終わりか? 『モナカ入りラーメン』の画像7

 スルスルと抵抗なく胃袋に収まって行く滑らかな麺を、ただすすりながら頭の中に浮かぶシーンは、夏の海から人影もなくなった秋の浜辺。同時に、丼の中のリアルミニチュア人魚姫ワールドも残り少なく。

 食べたようでまだ足りない。足りないようでほぼ満腹。最後までおとぎ話の中か、ファンタジーワールドにいるような時間だった。店を出たところで、一気にジイさんになってしまうかもしれないのがちと心配ではある…。

 帆立とキノコの潮ラーメン、うもうございました。

ラーメン新世紀の始まりか終わりか? 『モナカ入りラーメン』の画像8

蒲田 麺場 Voyage(ボヤージュ)「帆立とキノコの潮ラーメン」800円

SNS映え  ☆☆☆
味     ☆☆☆
珍級度   ☆☆

(写真・文=よしよし)

最終更新:2019/11/28 19:02
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