波瑠主演『サバイバル・ウェディング』“デジャヴでストーリー台無し”の瀬戸際に 今夜の最終回で迫る未来の「選択」
#ドラマ #日本テレビ #波瑠 #伊勢谷友介 #どらまっ子TAMOちゃん #どらまっ子 #サバイバル・ウェディング #サバ婚
■ここにきて宇佐美が急浮上!?
ラストでインド行きを断ったさやか。それには元上司・原田の口から明かされた、編集長にまつわる意外な事実が大きく関係しています。
実は、さやかが和也との結婚で寿退社する直前、宇佐美が「『riz』で責任を持って育てる」と、さやかを引き抜きにやってきたんだそうです。その後、さやかから復職したいと申し出があったため、原田は真っ先に宇佐美に連絡をしたんだとか。
つまり、「半年以内に結婚できなければクビ」というのは単なる脅し文句にすぎず、宇佐美はさやかの才能を買っていたわけです。会社の人間は宇佐美の話を誰も本気にしていないし、信じていたのは、さやかと視聴者だけだったようです。初回のレビューで、「さやかはパワハラにも立ち向かえる強い女性だから〜」なんて無理やりフォローしてみたんですが、なんだか恥ずかしくなりました。はい。
それは置いといて、今のさやかがそんなことを知れば、インド行きを迷うことは当然のこと。宇佐美に対して仕事相手以上の気持ちがあるのかと聞かれたら、たぶんそれは「ノー」でしょうが、さやかを引き止めるには十分すぎるくらいの力があると思います。
一方の宇佐美も、惣一との交渉の最終兵器(たぶんマジックグッズ的なやつ)をさやかに届けに来させたり、おしゃれなショップで膝をつきながらさやかにルブタンのハイヒールを履かせてあげ、思わず見とれてしまったり、終いには、その靴をおねだりするさやかに「本当に結婚できたら買ってやる」と約束までしちゃいます。さやかにデレはじめているだけに、ここにきて2人がくっつくなんてこともなきにしもあらず……。
でも、そうなると、台無しになってしまうものがあります(何かは次で説明したいと思います)。
■祐一にみる“デジャヴ感”
「何かを成し遂げたいなら早いうちに世界で挑戦することだ」という宇佐美の余計なアドバイスによって、善は急げと会社を辞めてきた、無鉄砲すぎる祐一。さすがボンボンとしか言いようがありません。
これには視聴者も「あの顔でも、ちょっと悩むわぁこの案件」「吉沢亮じゃなかったら私なら断っちゃうかも」とネガティブな声が。さらには、「結婚しても大事なこと勝手に決めてきそう」「王子、すんごい独りよがりだな……」「夢見過ぎやで……」「あれ、もうダメ男にしか見えない」と厳しい声も。
そんな祐一は、倉庫で袋詰め作業をしているとき(5話参照)、「どこでも生きて行ける」と言ったさやかに、「俺の結婚相手は この人以外いないんじゃないか」と思ったそうです。
「さやかって、行動力があって解決力もあって意思も強い。本当に理想的な女性」
と、思いっきり買いかぶっている様子。
なんか既視感あるな〜と思ったら、今の祐一って、和也に自分の理想を押し付けていた以前のさやかと同じなんですよね。和也は本当の自分の姿を隠し、さやかの理想を演じた結果、自分を偽ることに息苦しさを感じ、浮気に走ってしまいました。
もし、インド行きを断ったさやかが、このまま祐一ではなく宇佐美を選んだとしたら、一体何を学んだんだってくらいに和也との一件が無駄なものに思えるし、和也は当て馬にすらならない気がします。先ほどチラッと書きましたが、和也との涙の別れ(7話参照)が台無しになってしまうんです。
そうならないためにも、さやかには、酔っ払った宇佐美に吐き出したように、祐一にも素直な自分の気持ちをぶつけて、しっかり彼と向き合ってほしいところですが、どうなることやら……。
今夜いよいよ最終回。さやかがどんな選択をするのか、最後までしっかり見届けたいと思います。
(文=どらまっ子TAROちゃん)
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事