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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 高畑充希ドラマ成功でテレ東ニンマリ

高畑充希『過保護のカホコ』SPが高視聴率ゲット! ニンマリしてるのはテレ東か!?

日本テレビ系『過保護のカホコ2018~ラブ&ドリーム~』公式サイトより

 昨年7月期に放送された高畑充希の主演ドラマ『過保護のカホコ』(日本テレビ系)のスペシャル版『過保護のカホコ 2018~ラブ&ドリーム~』が19日にオンエアされ、10.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の高視聴率をゲットした。この結果には、日テレのみならず、テレビ東京もニンマリしているという。

 同ドラマは、生活のすべてが親任せで、“究極の箱入り娘”の女子大生・カホコ(高畑)が、自分とは正反対の環境で育った画家志望の青年・初(竹内涼真)と出会って成長していく姿を描いた作品。スペシャル版は最終回から1年後の設定で、テーマは「愛と夢は両立できるのか?」。初と結婚したカホコは、仕事と家事に奮闘するが、カホコハウスの経営難、親族のゴタゴタ、両親の離婚問題など、トラブル続き。問題をひとりで解決しようとするも、やることなすこと空回り。いまだ画家としては売れず、アルバイト生活の初との仲もぎくしゃくして微妙にズレ始める……という展開だった。

 昨年の連ドラ版は全10話中、9話で2ケタ台を記録。最終回では14.0%をマークし、全話平均11.5%と高い数字を挙げていたが、スペシャル版でも根強い人気を示した。

 その高視聴率の背景には、作品自体に多くの続編待望論があったこともあるが、どうやらそれだけではないようだ。

「高畑の所属事務所ホリプロの、“露出控えめ”作戦が功を奏したのでしょうね。高畑は2016年前期のNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』でヒロインを演じてブレークを果たしました。その後は映画に軸足を置いて、ドラマ出演は封印しました。そして、満を持して、『過保護のカホコ』で主演。再び、連ドラへの出演を控えたため、視聴者的には『久々に見たい』という気になるのでしょう。この10月期には、テレビ東京系『忘却のサチコ』で主演を務め、1年3カ月ぶりに連ドラ出演しますが、『過保護のカホコ』SPの高視聴率には、タイミング的にはテレ東もニンマリでしょう。いい宣伝になって、深夜枠ながら、『忘却のサチコ』も、それなりの注目を集めるんじゃないですかね」(テレビ誌関係者)

 高畑とは逆に、朝ドラ『あさが来た』(15年後期)のヒロイン・波瑠は、ドラマに出まくって、主演、ヒロインで大活躍。“数字が取れる女優”と称されるまでに飛躍したが、今クールで主演を務めている『サバイバル・ウエディング』(日本テレビ系)は1ケタ台が続く苦戦を強いられており、“露出しすぎ”の弊害が出てきたのかもしれない。

 一概に、どちらの売り方が正解というものではないだろうが、高畑の場合は映画もドラマも、“露出しすぎない”作戦を取っており、事務所の方針は一定の成果を挙げているようだ。
(文=田中七男)

最終更新:2018/09/22 06:00
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