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日刊サイゾー トップ > エンタメ > お笑い  > 『KOC』にゃんこスターを反面教師に

『キングオブコント』にゃんこスターの悲劇を生まないために、芸人には何が必要なのか?

 コントの日本一を決める『キングオブコント2018』(TBS系)が、22日に放送される。今年は決勝進出者が当日まで発表されないシークレットとされているが、同大会といえば昨年度準優勝を果たした、にゃんこスターの印象が強い。

 コンビ結成5カ月での出場、番組出演時はフリーランス、実はカップルだったといった多くの話題を提供したものの、その後目立った活躍は見ない。

「にゃんこスターが消えてしまったのは、やはりトーク力のなさが大きな原因ですね。交際歴がコンビ歴でもあるため、主たるトークの内容がノロケ話しかありませんでした。さらにテレビ出演に慣れておらず、アドリブ的な返しもできませんから、徐々にテレビからフェードアウトしていきました。現在アンゴラ村長がYouTubeチャンネルを開設していますが、それほど話題にはなっていません」(放送作家)

 さらに、にゃんこスターはその後の振る舞い方も失敗してしまったといえる。

「アンゴラ村長が、過去に発言していた勘違い系ツイートの内容が発掘されてしまったのです。やはり、無名の新人が派手に登場すれば、当然ネット検索はなされますから、そうした黒歴史に対する対策は必要ですね。あからじめ削除しておくのか、それとも隠さずにぶっちゃけるかの二択です。むしろ芸人としては後者の方がオイシイといえるかもしれません。アンゴラ村長も、性格の悪さに開き直るといったことがあれば、別の道も開けたかもしれませんが……」(同)

 にゃんこスターはコンビ歴の浅さゆえに、リズムネタしかストックがなかったのも災いした。『キングオブコント』は世に出るひとつのきっかけにすぎない。その後、コンスタントに活躍を続けるには、芸人としての体力が求められるのは確かだろう。
(文=平田宏利)

最終更新:2018/09/22 08:00
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