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日刊サイゾー トップ > その他 > ウーマン・ウェジー  > 渡辺直美に海外から「醜い」「デブ」の批判
【wezzy】

渡辺直美に海外から「醜い」「デブ」、川口春奈も…ハイファッション界隈の闇

 9月14日にGUCCI公式Instagramで公開された渡辺直美(30)の写真が世界で“炎上”している。

 炎上しているのは、先日リニューアルオープンしたGUCCI青山のパーティーで撮影された写真で、渡辺直美はGUCCIの洋服や装飾品を着こなしている。9月19日時点でこの写真には60万件以上のいいね!と8000件近くのコメントが寄せられているのだが、そこには「クソデブ」などと渡辺直美の体型を批判するコメントがある。コメントで用いられる言語は日本語だけでなく、英語、フランス語、スペイン語、韓国語、ロシア語、アラビア語などさまざまだ。

 ちなみにGUCCI青山のパーティーには、夏木マリ(66)、蜷川実花(45)、伊勢谷友介(42)、森星(26)、川口春奈(23)らも参加していた模様で、やはりそれぞれの着こなしがGUCCIの公式Instagramで公開されているのだが、それらの投稿についたコメントはせいぜい200~300。韓国アーティストやハリウッドスターの写真においても1000を超えるコメントがつくことはまずなく、渡辺直美の写真に対する反響の大きさだけは群を抜く。また、川口春奈に対しても少数ではあるが批判的な外国からのコメントがついている。

 Instagramのフォロワー数は国内1位の800万人以上で“インスタ女王”の異名を持つ渡辺直美が多くの人々から支持を集めていることは明らかだ。Instagramだけでなく、テレビやファッション雑誌でも、渡辺直美の個性的なファッションは度々注目され、豊富なサイズ展開をするファッションブランド「PUNYUS」のプロデューサーも務めている。そんな渡辺直美だが、海外の一部GUCCIファンは「太っているからGUCCIにふさわしくない」と言いたいのだろうか?

 痩せ信仰の根強さは日本に限ったことではなく、欧米諸国では過去に痩せすぎによって死に至ったモデルもおり、国際的な社会問題といえる。昨年フランスでは、極端に痩せているモデルの起用を禁止する法律が施行され、またパリに本社を置くファッション企業のケリングとLVMHがタッグを組み、痩せすぎのモデルは起用しない旨を表明した。

 モデルの心身の健康を守るため、子どもや若者に歪んだボディイメージを植え付けないためにも、痩せすぎは美しさとイコールではないという価値観が普及してきているのは確かで、プラスサイズモデルと呼ばれるいわゆるぽっちゃり体型のモデルが起用されることも増えてきた。

 とはいえ現状、ハイブランドのコレクションでは長身でスリム体型のモデルが圧倒的多数で、プラスサイズモデルは少数かつ例外的な存在に留まっている。日本もまた同様であろう。

 渡辺直美自身も、9月15日に自身のInstagramで今回の炎上について言及しており、

<どんな体型でもファッションを楽しめる素敵な時代になりました>
<と思ったら@gucci公式のインスタで私の写真が世界で大炎上>
<クソデブ祭り>
<痩せたモデルを出せ祭り>
<フォロー外します祭り>
<いい感じで盛り上がってます>
<みんな私の魅力にびっくりした様子?>
<まだ2%しか出してないのに痺れちゃったのね>
<まだまだこれからよ>

と記しており、「クソデブ」中傷ごときで怯むつもりなど毛頭ない姿勢を見せている。

 また、同日に東京・表参道ヒルズで開催された「VOGUE FASHION’S NIGHT OUT 2018」のアニバーサリーセレモニーに登壇した際にも、ファッションのこだわりを聞かれると「個性的な体をしているので、“出すところは出す、引くところは引く”のを心がけている。こういう体だからってだぼっとしている服ではなく、あえて胸の形がわかるような服を着たりしています」と語っていた。

 今年1月、GAPの「Logo Remix Collection」のモデルに起用された時も渡辺直美は「美しさは個性であり、この世で一番美しい人は、自分を愛している人だと思っている」「これまでファッションは痩せている人だけが楽しめるものだと感じてきたし、そのようなメッセージが発信されてきたように思う」が、「GAPが多様なモデルを起用することで、ファッションが全ての人にとって楽しめるものになっていくと思う」「私の姿を見て、どんなサイズの人がどんな服を着たっていいんだ、と感じてもらえたらうれしい」と語っていた。

 中傷に晒されようとも、誰でも好きな服を着ておしゃれを楽しむ権利を持つ。極端な痩せ信仰には一刻も早く終止符を打たなければならない。

最終更新:2018/09/20 07:15
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