『健康で文化的な最低限度の生活』最終話は強引なハッピーエンド 最後まで何を主張したいのかわからず……
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吉岡里帆が新人ケースワーカー役で主演を務めるドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』(フジテレビ系)も今回でラスト。最終話が18日に放送され、前回から0.7ポイントダウンとなる平均視聴率5.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。
(前回までのレビューはこちらから)
その前回ラスト、生活保護費が口座振り込みから窓口支給へ勝手に変更されたことに腹を立てた丸山梓(松本まりか)とその恋人・宮川洋介が、血相を変えて区役所に乗り込んできたところから今回はスタート。周囲が騒然とする中、義経えみる(吉岡)は先輩ケースワーカー・半田(井浦新)と係長の京極(田中圭)とともに応対にあたります。
えみるは、梓が明らかに娘・ハルカ(永岡心花)の育児放棄をしていることに腹を立て、生活保護費の支給申請を拒否。さらに、ハルカを児童養護施設へ入所させる同意書にサインするよう迫るのでした。
しかし、“施設”という言葉を聞いた途端、梓は顔を硬直させ、えみるの提案を断固拒否します。そして、生活保護費が支給されないことに腹を立てた宮川が暴れたことで、最終的には警察沙汰になってしまうのでした。
その後、日を改め、えみるは半田とともに梓の住むアパートへ。そこで冷静に話し合い、児童養護施設への入所申請書にサインをさせるのですが、その旨をハルカに伝えると、「まだ帰れないんですか?」と思いがけぬ返事に、えみるは動揺してしまいます。いくら放置されても、ハルカは母親と一緒に暮らしたがっている。母娘の絆は、えみるが思う以上に強いのです。
また、梓について改めて調査したところ、梓自身も幼少期に母親にほったらかしにされ、養護施設に入れられていたことを知るのでした。
一方、妊娠中の娘・麻里(阿部純子)が子どもを産まないと言い出したため悩む阿久沢(遠藤憲一)は、アルバイト先のアオヤギ食堂を訪れたえみると半田に相談。麻里が出産をためらうのは、借金を抱えているため子どもに苦労をさせたくないから、という理由なのですが、これを知った半田から生活保護を受けるよう提案されます。
そんな中、児童養護施設へ入所したハルカが失踪事件を起こし、えみるは慌てて捜索することに。まず、梓のもとへ向かうのですが、「私には関係ない」と突き放されてしまいます。この無責任な態度に我慢ならなくなったえみるは、「(母親として)しっかりしてください」と涙ながらに懇願。これに心を動かされた梓は、無事に見つかったハルカと対面し、お互いに涙を流して親子の絆を確認するのでした。
また、半田の提案を受けた麻里は出産を決意。妊娠していたことを告げられずにいた恋人・吉川雅則(おばたのお兄さん)にもそのことを伝え、吉川と阿久沢が対面することに。実直そうな吉川を見て、阿久沢はホッと胸をなでおろします。
そんなこんなで、えみるを取り巻く問題はすべて解決し、ハッピーエンドを迎えたのでした。
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