小林麻耶がインチキ“子宮系”の広告塔になるリスク
今年7月に結婚を発表し、8月に芸能界を引退した元アナウンサーの小林麻耶(39)。もう“一般女性”と呼んでいい存在のはずだったが、9月13日の発売の「女性セブン」(小学館)は小林麻耶と結婚した一般男性(同誌では「Kさん」としている)の素性を報じており、にわかに小林麻耶への注目が集まっている。
小林麻耶の結婚相手のKさんは、記事によれば元ダンサーで、現在はスピリチュアルな世界に精通する“カリスマ整体師”だという。<Kさんの施術するヨガは、宇宙のパワーとリンクするとの触れ込みで“宇宙ヨガ” と呼ばれています>と、Kさんの友人が明かしている。
他方で、小林麻耶がかねてよりスピリチュアルに耽溺していることはブログやInstagramを見れば明白だ。昨年、体調を崩して約1年間の休業に入った際は数秘術(数字に宿るパワーで幸せになるという占術)の資格を取得し、専用のInstagramアカウントを開設して今も数秘占いを続けている。
交際が始まったのは今年に入ってからだといい、約半年後のスピード婚となった麻耶とKさんは、スピリチュアルな世界観を共有することで意気投合したようだ。気の合う伴侶と出会えたことは何よりだろう。しかし、
「女性セブン」の記事には、なにやら怪しげな文字が躍っている。麻耶とKさんは“子宮系”の交流の場で知り合ったという。
“子宮系”とは、女性の子宮を特別視し、子宮を大切にすることで幸せに生きられるという理論を唱える、女性向けスピリチュアル一派のことだ。この教えを提唱する一部のカリスマのもとには、自己肯定感を高めたい女性たちが集い、カリスマが主催するセミナーやイベントなどを通じて互いに交流するという。
“子宮系”のカリスマが口を酸っぱくして説く「子宮の声に耳を傾けて欲望に忠実に生きよう」「女性は我慢せずに生きることで愛されるし、すべてうまくいく」という教えは、スピリチュアルな世界に明るくない一般人からすればトンデモ感が強い。さらに子宮に入れることで宇宙パワーが授けられるという触れ込みのパワーストーンが2~3万円、さらに“子宮系”のメソッドを集めたというDVDが定価49,000円(子宮の語呂あわせ)で売られるなど、“子宮系”を志す道は決して安くない。“子宮系”の活動にのめり込んだ女性の中には、奇行や散財に走って家庭崩壊する例まで報告されており〈詳しくはコチラの連載をどうぞ〉、実害が及んでいる。
信仰心によって人が救われるというのが宗教の本懐だし、個人の信仰は自由だ。しかし“子宮系”については、そのビジネス的な側面や実害を見る限り、女性を食い物にした新たな詐欺の手口と断罪したくもなる。
小林麻耶はとくに“子宮系”のカリスマのひとり、happy氏との深い交流を持つ。自身のブログにツーショットを上げるほど親しい仲で、今年4月にhappy氏が主催し、グランドプリンス新高輪「飛天の間」で行われた“子宮系”イベントの「シンデレラプロジェクト」にもゲスト出演、ファッションショーでは笑顔でランウェイを歩き、2000人を超える同志の女性たちと熱狂を共有していた。ちなみにこのイベントの一般参加チケット代は18,000~30,000円と見られる。
“子宮系”と行動を共にする小林麻耶を見るにつけ、そのカリスマたちが元芸能人の麻耶の知名度を生かして、自分たちのブランド価値や信ぴょう性を高めるために広告塔として利用しているのではないかという懸念が起こる。さっそく来ましたというべきか、小林麻耶は今年11月に『しなくていいがまん』(サンマーク出版)という著書の発売を予定しており、タイトルを見る限りすでに嫌な予感しかないではないか。
昨年末、ある女性が自身のブログでそれまで熱心に参加していた“子宮系”のセミナーやイベントの問題点を指摘し、カリスマに対する不信感をあらわにした。ブログ主は同時に“子宮系”の卒業も宣言しており、この告発をきっかけに目が覚めたという女性たちがSNSを中心に声をあげる騒動もあった。 “子宮系”の疑わしさが露呈し、人気はいよいよ下火になりつつあるようだ。その身を護るためにも、小林麻耶には一刻も早く泥舟から脱出してくれることを願いたい。
(今いくわ)
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