波瑠“視聴率女王”の座から陥落か!? 自己最低7.4%の『サバイバル・ウェディング』に漂う“物足りなさ”の正体
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■母と娘の親子愛に、視聴者涙
『サバ婚』では初めて、親子愛が描かれた今話。ネット上では、「めっちゃ神回」「母の優しさ、強さに涙なしでは見られなかった」「母の気持ちも娘の気持ちも分かる。つらい」「私も喧嘩してはよ帰れって言った記憶あるなぁ」と視聴者からも高評価だったようです。
自分が離婚を経験しているため、娘が結婚にネガティブになっているんじゃないかと心配だった母。空港で、
「(結婚は)つらいこともあったばってん、その何倍も楽しかったとよ。こんな かわいい娘がおるんやもん。幸せやったに決まっとろうもん」
と、優しくさやかに語りかけ、さやかも目に涙をにじませるシーンは、ベタながらも、グッとくるものがありました。いきなり職場を訪ねてくる財前ママはとっても怖かったし、コッテコテの博多弁もちょっと気になりましたが……。
そんな財前ママ、「あんまりにも良い子やったけん、舞い上がってしまってから」と、祐一のことはすっかり気に入ったようす。さやかの結婚に対しても、いつでもウェルカム状態なので、もはや黒木家の承諾はとれているも同然です。問題は、いかにも厳しそうな、祐一の父であり柏木コーポレーション社長・惣一(生瀬勝久)です。祐一はインド行きすら反対されているようなので、さやかとの結婚には、まだまだ大きなハードルがありそうです。
■だけどなんだかモヤッとする……
付き合う云々をすっ飛ばして、めでたく祐一王子にプロポーズされたさやか。これまで、さやかが王子のことを好きになったのは、「半年後に結婚しなければクビ」という危機感と、ただ単に王子の顔がよかったからでしょ、なんて思っていたんですが、今回、多香子(高橋メアリージュン)が、祐一としっかり向き合おうと意気込むさやかに、
「最初はコラムのためっていうか、そういうのもあんのかなって思ってたけど、彼のことそんなに好きになってたんだね」
と、突っ込んでくれました。正直、“そんなに”の部分についてはよくわからなかったのですが、親友の多香子がそう言うので、さやかは王子のことが大好きなんだと思います。はい。
一方の祐一も、「同じ時間を過ごしてるうちにどんどん気持ちがおっきくなって、一緒にやって行きたいっていう思いを抑えきれなくなった」そうですが、これまで思わせぶりな発言をしたり、それっぽい態度を見せていたものの、なぜさやかを好きになったのかは、よくわかりません。これから明かされていくのかもしれませんが、なんだかモヤッとするのは私だけでしょうか……。
この物語は、“有名ブラントのマーケティング戦略を応用しながら、三十路女が婚活に励む”という、ビジネス要素を含んだラブコメディなので、相手を好きになるまでの過程とか気持ちの揺れみたいなものは極力省かれています。宇佐美編集長の戦略には「なるほど~」と思うし、吉沢くんの美しい顔面は見ているだけで癒やされるのですが、「恋愛」と「ビジネス」のどっちつかずな感じが、物足りなさを生んでいるように思います。
とはいえ、もう残すところあと2話なので、四の五の言わず、最後までさやかと王子を見届けようと思います。はい。
(文=どらまっ子TAROちゃん)
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