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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 『義母と娘』最終回に“巨大な壁”

綾瀬はるか主演『義母と娘のブルース』最終回で20%超え狙うも“巨大な壁”が……!

TBS系『義母と娘のブルース』番組公式サイトより

 綾瀬はるかが主演を務めるTBS系連続ドラマ『義母と娘のブルース(ぎぼむす)』(火曜午後10時~)が絶好調だ。11日に放送された最終回直前の第9話は17.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)まで跳ね上がった。

 初回は11.5%、第2話は11.3%と、それほど高くはなかったが、その後、12.4%→12.2%→13.1%とジワジワと上げて、第1章が終了。第2章のスタートとなった第6話では、冒頭で主人公・亜希子(綾瀬)の夫・良一(竹野内豊)が亡くなり、ドラマは急展開。亜希子の義理の娘・みゆき(上白石萌歌)は高校3年生に成長し、“仕事の尊さ”をみゆきにわかってもらうため、寂れたパン屋・麦田ベーカリーに再就職。亜希子は、そこの店主・章(佐藤健)と共に、同店の再建に取り組む……というストーリーだ。

 第2章が始まってから、視聴率は13.9%→15.1%→15.5%→17.3%と、まさに右肩上がりの急上昇。終盤になって、亜希子と章の“恋愛模様”が描かれるようになったが、石原さとみ主演『高嶺の花』(日本テレビ系)のような、“ねじ曲がった恋愛”とは違って、“純粋”と大好評。この調子なら、最終回(第10話)は20%の大台超えも十分見えてくる状況だ。

 視聴率推移の面で酷似しているドラマが、2016年10月期に同枠でオンエアされた『逃げるは恥だが役に立つ』だ。同作は家事手伝いの主人公・みくり(新垣結衣)と、IT企業に勤めるサラリーマン・平匡(星野源)との契約結婚を描いた作品だったが、初回は10.2%と地味なスタートだった。しかし、以降一度も数字を落とすことなく上昇。最終回(第11話)では一気に20.8%まで上げて、大台突破を果たした。『逃げ恥』同様、『ぎぼむす』も視聴者の評判がうなぎ登りで、最終回で20%超えする可能性は十分ある。

 ところが、なんとも運が悪いことに、『ぎぼむす』最終回の裏に、“巨大な壁”が立ちはだかることになったのだ。

『ぎぼむす』最終回がオンエアされる18日午後9時から10時54分まで、日本テレビ系で16日に引退する安室奈美恵の特番『これで見納め!安室奈美恵引退スペシャル!!~最後の1年と最後の1日に独占密着~』が放送される。“国民的な歌姫”である安室の引退特番だけに、高視聴率を獲得するのは濃厚で、『ぎぼむす』最終回はやっかいな敵に立ち向かわなければならない。

「どっちの番組も見たい視聴者にとっては、どちらをリアルタイムで見るか悩みどころでしょう。『安室特番』の方が1時間早く放送開始しますので、そのままリアルタイムで見続けて、『ぎぼむす』は録画で見るという人も出てくるでしょうから、戦況は『ぎぼむす』に不利にはたらくかもしれませんね」(テレビ誌関係者)

 そうなると、『ぎぼむす』が20%超えを果たすのは難しくなってくるが、カギを握るのは『ぎぼむす』の前番組である『マツコの知らない世界』になるか? 同番組がどれだけ、視聴率を上げて、TBSに視聴者を留め置くかがポイントかもしれない。

 ここまで来たからには、『ぎぼむす』には、『安室引退特番』の視聴率にかかわらず、大台突破で有終の美を飾ってほしいものだが……。
(文=田中七男)

最終更新:2018/09/16 06:00
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