ビキニの次は……軍服姿の中国人“愛国”留学生が靖国神社で記念撮影!
#中国 #靖国神社
8月15日に一部の閣僚が靖国神社に参拝し、中国や韓国がそれを非難する――。ある意味、夏の風物詩であるが、そんな忌むべき存在である靖国神社の正門で9月2日、3人の中国人が記念撮影した動画がネット上に投稿され、話題になっている。以前、ビキニ姿の女性が同じ場所で撮影したことをお伝えしたが(参照記事)、今回はなんと軍服を着用していた。3人は別々の軍服を着ていたが、灰色の軍服は国民革命軍第29軍の軍服で、カーキ色の軍服は中央軍第八十八師団将校の野戦服、黄土色の軍服は四川軍閥部隊の軍服だという。
「環球時報」(9月4日付)によると、3人は日本在住の留学生で、山東省出身の王さんの曽祖父はかつて抗日戦争に参加した軍人だったという。9月2日といえば、1945年に大日本帝国政府が東京湾の戦艦ミズーリ号艦上で連合国に対する降伏文書に調印した日。王さんは記者に対し「中国民族の抗日戦争での勝利と自由を勝ち取ったことを記念するとともに、自由のために献身した烈士に敬意を表し行った」と打ち明ける。最初は8月15日に計画していたが、この日は戦没者を弔う参拝者が多い上、右翼団体によるデモが行われる可能性もあり、避けたという。
愛国を示す行動に、中国ネット民は「ついに日本本土を陥落させた?」「日本政府が靖国神社を参拝する際には、中国人旅行客は皆軍服を着て参拝して戦勝を祝えばいい」などと称賛。ただ、彼らが国民党の旗である青天白日旗を掲げていたことから「なぜ五星紅旗(中国の国旗)じゃないんだ?」という疑問の声も見られた。当時は中華民国政権であり、中華人民共和国はまだ建国されていなかったためだが、今では国民党は台湾に属すので、確かに違和感はある。一方で、「日本はやっぱり寛容だ。日本の軍服を着て中国に来たら、一体どうなることやら」といったシニカルなコメントも。ビキニ女といい、こうした靖国神社での“コスプレ”撮影が定番化しなければいいが……。
(文=中山介石)
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