『キングオブコント』の「決勝進出者当日発表」に全関係者が猛反発! 事前の番宣しづらく、注目度は“過去最低”必至
#お笑い #TBS #キングオブコント
コント日本一を決める『キングオブコント2018』の決勝戦が、22日にTBS系で生放送される。例年であれば、決勝進出グループは準決勝終了後に発表されるのだが、今年は決勝当日の生放送までどの10組が決勝に進んだかわからないシステムとなった。
こういったお笑い賞レースで、決勝進出メンバーが当日まで明かされないのは異例で、メディア関係者からは大ブーイングが巻き起こっている。とあるエンタメ雑誌の編集者は、こう話す。
「決勝進出メンバーの中から、実際に優勝しそうな数組をピックアップして取材するのが恒例となっているんですが、今年はそれもできない。キングオブコントの事前特集記事はやらないことになりました」
お笑い芸人サイドも、このシステムには不満を抱いている。お笑い事務所関係者の弁だ。
「決勝進出メンバーにしてみれば、準決勝後に開かれる記者会見から決勝戦までの間にメディアに取り上げられることが多いわけで、いわば名前を売るチャンスなんですよ。それが今年はなくなったのだから、芸人にとってはうまみが半減してしまっている。完全な改悪ですね」
メディアに取り上げられる機会が減ってしまうということでは、TBSとしてもデメリットが大きい。
「優勝予想もできないし、ファンの注目度も下がる。史上最も盛り上がらないキングオブコントとなるのは間違いないですね」(前出編集者)
それにしても、誰がいったいこんな歓迎されないシステムを考えついたのだろうか? お笑い関係者は、こう分析する。
「事前の番宣がしづらくなるということで、TBSサイドから出たアイディアだとは思えないし、スポンサーだってこんなバカみたいなシステムを提案するはずもない。ほとんどの関係者に反対されるようなシステムなので、おそらく誰も逆らえないような“偉い人”が、気まぐれで提案したのかもしれないですね。たとえば、審査員の松本人志が『決勝メンバーがわからないほうが公平だ』などという理由で、このシステムを思いついた可能性も十分にあると思います」
松本の提案かどうかはわからないが、いずれにしろ、誰に聞いても「改悪」という意見しか聞こえてこない「決勝進出者当日発表」システム。ただでさえ例年の優勝者がブレークしないことで盛り上がりに欠ける『キングオブコント』だが、今年はさらに盛り上がりが期待できないものとなりそうだ。
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