フジテレビ『27時間テレビ』が過去最低視聴率……「もうタレントを出したくない」と失望の声も
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9月8・9日に放送されたフジテレビ系『FNS27時間テレビ にほん人は何を食べてきたのか?』。番組全体の平均視聴率は7.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、1997年のスタート以来、同番組史上最低記録となってしまった。
これまで全編ほぼ生放送スタイルだった『27時間テレビ』だが、昨年からほぼ収録という形にシフト。今年も昨年に引き続きビートたけしと関ジャニ∞・村上信五がMCを務め、“ほぼ収録”というスタイルも踏襲された。
過去最低視聴率となった今年の『27時間テレビ』について、業界内からは厳しい意見がぶつけられている。制作会社幹部はこう話す。
「ほぼ収録になったことで、生放送の緊張感はなくなってしまった。タレントたちが爪痕を残すべくバチバチにやり合うこともないし、ハプニングもない。収録された番組をなんとなくつないで放送しているだけなので、はっきり言って見るべき点がない。以前は多くの業界関係者が見ていましたが、今年はもう誰も見ていないんじゃないですかね」
その一方で、そもそも『27時間テレビ』は業界内で「軽視されていた」との意見もある。芸能事務所関係者の話だ。
「かつての『27時間テレビ』はFNSネット局のアナウンサーなんかをスタジオに集めて、地方からの生中継を軸に番組を作っていました。地方局では、それなりに盛り上がっていたんですが、“素人のハプニング頼み”という色合いが強かったので、タレントにとってはあまりうまみがなかった。そのうえ、視聴率が悪いと出演しているタレントのせいにされるから、芸能事務所的には“所属タレントを出したくない番組”という印象が強かった。それが、“ほぼ収録”のスタイルになって、地方の素人ではなくタレントが活躍する場が増えたので、内心ありがたいと思っていたんですが、フタを開けてみたら、今まで以上に注目されていない。もはや目も当てられない状況です。うちのタレントをわざわざ出したいとはまったく思いません」
そんな『27時間テレビ』だが、そろそろ終わってしまうのではないかとの見方が強い。
「単純に視聴率も悪いし、制作する意味も見いだせない。スポンサーもつかなくなるでしょううし、『今年で終わりだろう』という声も聞こえてきます。もしもまた来年、今年と同じスタイルで制作したら、フジテレビの無能さばかりが露呈されることになってしまうでしょう。大規模なテコ入れをしない限りは、終わったほうがマシだと思います」(同)
32回目の放送が散々な結果となった『27時間テレビ』。その存続について、フジテレビは決断を迫られることとなった。
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