ベジータみたいな間宮祥太朗のツンデレに胸キュン!『ゼロ 一獲千金ゲーム』第8話
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■ベジータのような間宮祥太朗
その後も、ゼロを敵視するポンコツ軍は反乱を繰りした。例えば、ある者はとんでもないバカ回答を送信しようとはやる。当然、ゼロは制止した。すると、今度は反乱軍がゼロを「独裁者」呼ばわり! 遂には、全員が声を合わせて「リーダー失格! リーダー失格!」とコールを繰り返すのだ。制限時間も迫っているというのに、何を無駄なことを……。
しかも、このシュプレヒコールに絵に描いたような落ち込むゼロ。彼のハートの弱さもいかがなものか。目は泳ぎ、肩を落としてしまっている。
「いやいや、これはマズいって。何ぼんやりしてるの? ……パチ!」
飄々としたキャラのユウキが、意表をついてゼロをビンタする。
「解くんだよ、死に物狂いで。君が解かなきゃ誰が解くっていうの……?」
みるみる、ゼロの目に力が宿り始めた。
一方で、他の者はまだトンチンカンな答えを入力しようとしている。
「押させるか、そんなクソ回答!」
造反軍を張り倒すのはセイギだ。いつしか、彼はゼロを信頼していた。反対者を殴り倒すヤンキー成分がたまらないではないか。ツンデレでいて思いがバレバレなのは、『ドラゴンボール』のベジータのようである。
こうして理解者の協力を追い風に、ゼロは正解を導き出した。ようやく、1問目をクリア! 続いての2問目もゼロは突破し、無事に21人分のリングを獲得する。
実のところ、原作マンガの「魔女の館」は3問目が面白い。これが、ドラマ版ではオミットされていた。
でも、いい。マンガには登場しなかったオリジナルキャラのセイギとユウキが大活躍した今回。死闘の末に敵と認め合い、不器用にツンデレな態度でかつての敵が援軍に加わるというベタっぷり。まさに、『ドラゴンボール』等の少年漫画が誇るおいしい展開である。胸熱!
振り返ると、5話ではゼロがセイギにキス(人口呼吸)をされ、今回はゼロがユウキにビンタをされた。クサい友情あり、イケメン同士のワチャワチャもあり。多くの胸キュン要素が織り込まれた贅沢なドラマではないか。
(文=寺西ジャジューカ)
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