「いげぇぇぇ~ッ!」圭一郎と魁利の複雑な信頼関係に、全オレ悶える『快盗戦隊ルパンレンジャー』#30
#北村ヂン #快盗戦隊ルパンレンジャー #ルパパト
『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』#30「ふたりは旅行中」
朝加圭一郎/パトレン1号(結木滉星)と魁利/ルパンレッド(伊藤あさひ)の男2人旅回。
この2人、リアルに撮影中でもイチャイチャしていると話題になっていることだし、その辺を踏まえ、BL好きの層を狙ったイチャイチャ回なのかと思ったら(充分イチャイチャもしていたが)予想外に胸を締め付けられる、切ない話が展開した。
■ピュアネスな圭一郎に「兄」を見る
「少し遅い夏休み」と称し、秘密任務を帯びて温泉の町・草川へやって来た圭一郎。そこへ、偶然を装って魁利が合流する。
「一緒に廻ろうよぉ~、偶然会ったのも運命じゃん。いいじゃーん、仕事じゃないんでしょ~」
「まぁ~……いいかぁー!」
甘え上手な魁利の弟力全開で、(イチャイチャ)2人旅がスタート。
おかずを取り合い、射的で張り合って、温泉まんじゅうを食べ……このふたりの距離感、番組スタート時からするとだいぶ縮まったものだ。
快盗の正体を知らない圭一郎はともかくとして、圭一郎=国際警察=パトレンということをバッチリ知っている魁利は当初、圭一郎のことを「熱血おまわり」なんて言って煙たがっていたわけだが、すっかり「圭ちゃん」呼びが定着してきた。
どんな手を使ってもルパンコレクションを集めなければならない魁利たちにとって、圭一郎が厄介な存在であることに変わりはないが、平和のために愚直に突き進む姿にシンパシーも感じているのだろう。
そんな2人のイチャイチャは、ある女の子と出会ったところから予想外の展開に。
その子は、買ってもらったばかりの髪飾りをなくし、探しているうちに迷子になってしまったのだという。
近くの交番に女の子を預け、髪飾りを探しに行く圭一郎。
一方、魁利はお土産屋で同じ物を見つけて購入、女の子に渡してあげようとするが、
「見つけた、君の宝物ぉ~!」
と、圭一郎がまさかのド直球で見つけ出して来たため、渡せずじまいに。
いや、魁利の判断も間違ってないのよ。きっと、買って来た髪飾りを渡しても、女の子は喜んだと思う。しかし、それを上回る圭一郎のピュアネスっぷり!
そんな圭一郎の姿に魁利は、ギャングラーによって消された兄の姿を思い出すのだった。
その昔、兄と遊びに行く途中で迷子の女の子と出会い、兄は魁利を待たせ、交番に連れて行くことに。
「オレの兄ちゃんなのにって思っちゃったんだよね。女の子助けてあげようって言えなかった」
そんな「兄を取り戻す」という目的のため「手段を選ばず」快盗となることを選んだ魁利だが、その目的への障害となる圭一郎は、兄とよく似たピュアネスな正義漢なのだ。
「兄貴と違って、オレ、どんだけ最低なのって……」
「そんなことないだろ、さっきはオレに助け船を出してくれたじゃないか」
「オレだって……“そんなことない”って思いたかったよ」
ピュアネス正義漢な兄を慕いつつも、どこかで感じていたコンプレックスを、圭一郎に対しても抱くのだった。
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