「一人文春砲」で快進撃続く須藤凜々花 “キワモノ”キャラからの脱却なるか
#ズバッと!芸能人 #須藤凜々花
どうしてあのタレントは人気なのか? なぜ、あんなにテレビに出ているのか? その理由を、業界目線でズバッと斬る「ズバッと芸能人」。
今回取り上げるのは、「りりぽん」こと元NMB48の須藤凜々花だ。昨年6月、「第9回AKB48選抜総選挙」の開票イベントの壇上で、まさかの「結婚」を発表。今年4月に一般男性とゴールインすると、気になる新婚生活や恋愛観を聞き出そうと、オファーが殺到するようになった。
4月19日の『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)では水着、ナース服、メイド服を“部屋着”としてローテーションで着ていると明かし、友近から「変態」と揶揄されていた。
6月13日のラジオ番組『AKB48のオールナイトニッポン~総選挙直前、クセがすごい緊急対談SP~』(ニッポン放送)では、NGT48中井りかに「コソコソする恋愛なんてクソ」「観覧車でベロチューは最高」と“暴発”。
8月14日の『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)では、夫と「今チューしまくりです」とノロけて明石家さんまを驚かせ、21日の『有田哲平の夢なら醒めないで』(TBS系)ではアイドルはワンナイトラブをしているか聞かれ、「してるっすよ」と答えていた。
2016年に「翼はいらない」でAKBのシングル選抜メンバー入りを果たした須藤。今の自由奔放さは、翼が生えて飛びすぎてる感もあるが、そんな「翼の生えたりりぽん」の露出増の理由とは一体どんなところにあるのだろうか?
■洗いざらい語る「一人文春砲」
まず元アイドルが、辞めた直後から赤裸々にすべてを語ってくれるところにある。もちろん、その下劣さに眉をひそめる者もいるだろうが、制作者にとってはありがたい存在なのだ。そして何より、AKBグループの「NMB48」出身であるということ。ブランドの求心力が落ちていると言われる中でも、その看板は魅力的に映る。
また、グループ出身者で結婚しているというのも大きなポイントだ。AKBで名が知られた既婚者といえば前田敦子、モデルのアレクサンダーを夫に持つ川崎希が知られるが、ここまで恋愛や結婚についてあけすけに語ってくれるというのも実に貴重だ。それはまさに、自発性を伴った「一人文春砲」だ。
■「反体制」に感じるロック
また番組では、自分が結婚できたように、「アイドルも結婚できるんじゃん、現役時代に」と、アイドルに希望を持ってほしいとエールを送っていた。さらに、「恋ができないアイドルは逆に夢がない」とも言及。これは、一応表向きは「恋愛禁止」を課しているAKBの運営を非難しているとも受け取られかねない、重大な発言である。ただ彼女の場合、目が行き届きにくいNMB出身であったこと、また現役時代そこまでの爆発的な人気を得ていなかったことも功を奏したのか、今のところ、闇に葬られていない。
彼女の結婚宣言は、尾崎豊の歌の一節ではないが「支配からの卒業」だった。彼女にはそんな、旧態依然のアイドル像とは真逆の、ロックスターのような「反体制」の魅力があるのかもしれない。
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