米倉涼子『ドクターX』続編をあきらめきれないテレ朝、スピンオフ『ドクターY』は継続へ
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テレビ朝日が来る10月期の「木9」枠で、米倉涼子主演の連続ドラマ『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』を放送することを発表した。これにより、今年は超人気ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』のオンエアがないことが明らかになり、同作の多くのファンからは落胆の声が聞こえてくる。
しかし、同局は『ドクターX』の続編を決して断念したわけではない。なんせ放送すれば、20%前後(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の高視聴率をはじき出してくれる“キラーコンテンツ”なのだから、そうやすやすとあきらめるわけにはいかないのだ。
「今年に関しては、『役のイメージがつくのでやりたくない』との米倉の意向を尊重して、『ドクターX』を断念、新ドラマを制作することになりました。しかし、テレ朝は来年も10月期の『木9』ドラマを、“米倉枠”として準備。あわよくば、米倉を翻意させて、『ドクターX』続編の放送をもくろんでいると聞きます。そういった意味では、新ドラマ『リーガルV』が、『ほどほどの数字でコケてほしい』と内心思っている制作スタッフもいるようです」(テレビ制作関係者)
その思いを証明するかのように、今年も勝村政信が主演するスピンオフドラマの第3弾『ドクターY 外科医・加地秀樹~遙かなる教授選~』を制作する。本家の『ドクターX』の放送がないにもかかわらず、スピンオフが制作されるなど異例の措置といえそう。
『ドクターY』は、群れを好み、カネを愛し、腹腔鏡のスキルと要領のよさだけを武器に突き進みながらも、その技術には未知子も一目置く外科医・加地秀樹の物語。
2016年と17年の秋に、テレ朝動画、ビデオパスなどで配信され、ダイジェスト版が地上波でもオンエアされた。第3弾は加地が静岡の大学病院分院で教授選に名乗りを上げてしまうというストーリーで、9月15日より、毎週土曜に2話ずつ全6話が配信される。同作には、『ドクターX』第2シリーズに出演した野間口徹のほか、米倉、岸部一徳、遠藤憲一といった“本家”の主要キャストも特別出演する予定で、ファンの溜飲を下げてくれそうだ。
昨年の『ドクターX』第5シリーズではレギュラーから外され、1話だけのゲスト出演にとどまった勝村は、「『ドクターY』をたくさん見てくだされば、『ドクターX』も帰ってくると思います。その糸につかまらなければ、上へは行けないよ!」とのコメントを残している。その言葉通り、多くのファン、テレ朝スタッフ、スポンサーが、続編の制作を願っていることは間違いないだろう。
(文=田中七男)
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