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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > 「コンクリ殺人」再犯は少年法の敗北
週刊誌スクープ大賞

「女子高生コンクリ詰め殺人」元少年の殺人未遂“再犯”は「少年法の敗北」か

 新潮は、安倍が、対抗馬の石破を徹底的に潰せと号令をかけていると報じている。

 安倍に近い自民党議員によれば、安倍は石破に対して激しい恨みを持っているそうだ。

 それは、1993年に自民党が下野した時、離党して新進党へ入ったこと。第一次安倍政権の時、参院選で自民党が惨敗した時、石破が「総理が何を反省するかが大事。それを明らかにしてほしい」と面と向かって批判したこと。

 三度目は、一昨年の内閣改造で入閣を求めたのに、それを蹴ったこと。だから、総裁選後は石破を徹底的に潰すというのである。

 大人げないというのは安倍の場合は当てはまらないのだろう。もともと子どものまま大きくなってきた人間だからだ。

 石破が求めている討論会も、俺と石破では格が違うといっているそうだが、総裁候補としては同じなのだから、逃げているとしか思えない。

 議員票はともかくとして、地方票をどれだけ石破が取れるかが、注目であろう。もし半分ぐらい獲得できれば、安倍早期退陣もあり得ると思うのだが。

 さて、ひと言が共感を呼び、ひと言が反感を招くことがある。弱冠18歳、体操界の宮川紗江が“女帝”といわれる塚原千恵子強化本部長(71)からパワハラを受けたと会見で明かした。

 自分の信頼しているコーチが自分に対して暴力を振るったことへの処分が重すぎる、塚原に、東京五輪強化プロジェクトに参加しないというと、「五輪に出られなくなるわよ」といわれ恐怖を感じたことなどを、18歳とは思えないほど淀みなく語った。

 名指しされた塚原の夫で副会長の塚原光男(70)は、取材陣に「彼女のいっていることは全部ウソだ」と吐き捨て、塚原のほうは日刊スポーツの取材に対して、「おカネを使ってでも勝てるまでやる」と主張している。いい年をして我を忘れ、ウソだといい切ってしまった塚原側への反感が、体操協会内部からも噴き出してしまった。

 最初は強気だった塚原夫妻だが、形勢不利と見て、早々に白旗を掲げた。

 この勝負、1ラウンド目は冷静に“事実”を語った宮川の圧勝である。それにしても日大アメフト部の宮川泰介(20)も堂々とした会見で男を上げた。宮川畏るべしである。

 スポーツといえば、バスケット日本代表の4人が、ジャカルタで試合後に買春していたところを、朝日新聞のカメラマンに目撃され、顔と実名を晒して謝罪会見を開く羽目になった。

 新潮は、この会見を「公開処刑に近かった」と同情している。会見は時間無制限で、記者からは、「日の丸を背負っている自覚はあったのか」「国民に恥をかかせたという言葉が出ないのは、認識が足りない」。女性記者からは、「女を買った金額を教えろ」という質問まで出たが、やり過ぎではないかと批判している。

 第一、彼らの“行為”はここまでの罰を受けるほど悪いことなのかと、問いかける。

 日本選手団の公式ウェアのまま、買った女性とホテルへ行ったという神経を疑うが、若い選手たちが精力を持て余し、岡場所へ行ったり、選手同士でSEXを行うのは、ある程度致し方ないと思う。

 だいぶ前になるが、東京五輪の重量挙げの日本代表から、試合で一番大事なのはセックスのコントロールだったと聞いたことがある。

 ここにも書いてあるが、選手村では30年来、無料でコンドームが配布されているが、当時はそんなものはないから、五輪後に、妊娠させられたという女子選手からの苦情が寄せられたこともあったと聞いた。

 1年間の出場資格停止処分は仕方ないとして、テレビの前で顔を出し、さらし者にするというのは、やり過ぎだったと私も思う。

 ところで日本時間の今朝(9月3日)、エンゼルスの大谷翔平が3カ月ぶりにマウンドに立った。

 球場は満員で、試合は全米に中継された。注目の立ち上がりは、ボールこそ多かったが、球速は最高159km/hを計測するほどだった。

 だがテレビで観る限り力が入り過ぎていて、コントロールがままならない。

 ランナーを出したが、なんとか無失点で終えた。注目は2回だった。バッターのピッチャー返しのボールを右手で取ろうとして弾かれるというアクシデントがあったが、3人で切って取った。

 だが3回がいけない。ボールを当てたためか、それとも、また肘に違和感が出たのか、ボールが走らない。最速が140km/h台で、変化球でストライクが取れない。そこを狙われツーランホームランを打たれてしまって、途中降板。

 なんとも心配な大谷であった。今シーズンは打者に専念して、20ホーマー、打率2割8分を目標にすべきではないか。それでも100年に1人の逸材であることは間違いない。

 投手を続けるのなら手術が必要だが、そうなれば長期の休場を余儀なくされる。

 難しい選択である。

 ところで、現代で読んだのはこの1本だけ。寺田倉庫という会社があるそうだ。東京・天王洲アイルの風景を一変させ、倉庫街をしゃれたアートの街へと変貌させる再開発を主導したのが、この会社だそうだ。

 とくに高価なアート作品を保管したり、やはり高価なワインなどを富豪たちから預かり、世界からも注目されているという。

 寺田をこうしたビジネスへと変えたのは、わずか7年前のことで、それも中野善壽代表取締役(73)によるのだそうである。

 身長181cm。写真を見るととても73歳には見えない。うらやましい。

 社長に就任して、700億円あった事業のほとんどから撤退し、1,000人いた社員を100人に、売り上げを100億円まで激減させた。

 法人相手だったビジネスを富裕層や一般消費者にも広げ、ネット上で自分の預けたものを管理できる「ミニクラ」という貸トランクルーム事業を推進し、これがヒットしたそうだ。

 経歴は、ファッションの「鈴屋」に入り、その後、台湾に渡り、財閥系企業で腕を振るった。

 その後、寺田倉庫の社長に懇願されて、事業の再編を託された。

 彼自身もミニマリストで、家もクルマも腕時計も持たず、酒もたばこも嗜まないそうである。

 蓄財にも興味がなく、稼いだカネは必要最低限を残して、ほとんどを寄付してしまうそうだ。

 話をぜひ聞いてみたいと思わせる、今日では稀有な経営者のようだ。

 今週の現代にはこのほかに、富田林署から逃走していまだに捕まらない樋田純也容疑者の行方と、逃走中にレイプ事件でも起こされたらと気が気ではない大阪府警、菅官房長官は野中や後藤田を越えたか、酒井和歌子や田村正和などかつて有名だった昭和のスターたちの「あの人は今」などがある。

 児玉誉士夫とは何者だったのかというグラビア特集もある。だが、どう見ても、今を写し取る週刊誌としては、問題意識がなさすぎると思えて仕方ないのである。

 もっと独自ネタ、独自の取材で、隠されていることを読者に伝える努力をしてほしい。ないものねだりだろうか。

 お次はポストの「がんになる生活習慣」から。

 1日5時間テレビを見ると、大腸がんになる確率が35%増すという。これは運動不足と、見ている間に間食をするためだそうだ。

 歯磨きをさぼると食道がんになる確率が79%増す。歯周病などの炎症が起こると、口やのどのがんが増えるというのだ。

 夕食後すぐに寝ると前立腺がんになる確率が20%増す。また夜10時以降も夕食を摂っていると、9時までに終わる人よりもがんリスクが33%高いそうだ。これはわかる気がする。

 相談相手がいないと大腸がんのリスクが50%増す。なぜ? 社会的な支えがないと日々の悩みを相談する相手がいないため、ストレスが増えるためだそうである。それでもなぜ大腸がんなのか?

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