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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 『ヒモメン』脱マンネリ化も……

窪田正孝がはちゃめちゃにあざとい『ヒモメン』、コワモテ俳優・音尾琢真を投入&佐藤仁美のぶっとび演技で脱マンネリ化も……

■ヒモな音尾琢真に萌える人続出

 前回のレビューでも書きましたが、結局、最後はゆり子がヒモな翔ちゃんを許すという展開がテンプレとなっているので、マンネリ化は否めないところ。とはいえ、窪田くんの泣き顔は、はちゃめちゃにあざとくも大変かわいかったし、重たいダンボールを運ぶときに浮き出た腕の血管やら、短パンからのぞく太ももやら、サービスシーンが盛りだくさんでした。

 オチにすべてを持っていかれた感の強い今話ですが、何と言っても、豊川役を演じた音尾琢真さんが、強烈な存在感を放っていました。昨年10月期放送の『陸王』(TBS系)での鬼監督役のイメージが強い音尾さん。今回も坊主頭にヒゲ、コワモテにスーツという“いかにも”ないでたちで翔ちゃんを更正させるべくスパルタ指導にあたっていました。怒鳴り散らす姿と、そんな音尾さんに怯える窪田くんは、まるで大型犬のドーベルマンとチワワの子犬のようでした(ドーベルマンって本当は優しくて甘えん坊な犬だったりするんですけど)。

 ……かと思えば、Tシャツ×短パンにサンダルというヒモスタイルで病院にやってきて、翔ちゃんと仲良くハモリながら「1,000円ちょうだい!」と聡子に甘える姿は、まさにギャップ萌え。

 ネット上でも、「破壊力半端ない」「豊川稔くんサイコー〜〜〜!!!! めちゃくちゃかわいい〜〜〜!!」「音尾さんを養わせてください」と視聴者大興奮。中には、「豊川稔ショックがすさまじい」「このままレギュラー出演しないかな」という声も。渋かっこいい大人なヒモ男の出現は、物語に大きなアクセントを与えたようです。

 ちなみに、音尾さんは、来週火曜放送の『健康で文化的な最低限の生活』(フジテレビ系)に、アル中の役で出演するそうです。ヒモからアル中へのジョブチェンジってすごい……。

 

■佐藤仁美の気持ちいい叫び

 また、そんな音尾さんが扮する元ヒモで脱ヒモに成功した豊川が現役のヒモ・翔ちゃんを見下すレストランのシーンで、「人を見下すより、見下されているあなたの方が好き!」と名言を放ち、

「本当は私……、ヒモが大好きなのーーーっ!!」
「私は、ヒモが、大好きーーっ!!」

 と絶叫してみせた彼女・聡子役の佐藤仁美さんのぶっとんだ演技もなかなか愉快でした。これまでも、自由気ままに生きる翔ちゃんに時折ウットリした表情を浮かべていた聡子ですが、その裏には、更生“してしまった”豊川への寂しさみたいなものがあったのかもしれません。ヒモは死ななきゃ治らないように、ヒモ好きも死ななきゃ治らないようです。

 ということは、これまで翔ちゃんのせいで散々な目に遭ってきたゆり子も、その可能性は大いにあるわけで……。ドラマが始まった当初、ゆり子はヒモ彼氏の存在を恥じて隠していましたが、聡子という強力な味方がいるせいでブレはじめ、もはやヒモであることを受け入れつつある状況。ヒモを“更生”させるどころか、“養成”しちゃってます。

 しかもラストでは、これまでやることなすことすべてが裏目に出てしまっていた池目先生の頑張り(?)もあって、ついには病院中に翔ちゃんがヒモであることが知れ渡ってしまいました。脱ヒモを遂げるには、翔ちゃんというよりゆり子に懸かっているのだと思いますし、これを機に、もっと必死になってほしいところです。まぁ、無理なんでしょうけど。

 これまでゆり子を助けるために奮闘してきた翔ちゃん(まあ、その種は自分で蒔いていたわけですが)が、次回、まさかの浮気発覚!? 今回ヒモセミナーで、単に女好きなヒモ男に、「彼女の事を愛していないのか!? 恥を知れ 恥を!」とブチ切れるなど、ゆり子に一途なところだけが唯一の取り柄である翔ちゃん、もし浮気が本当だったら本当にタダのクズ男になってしまいますが……。今夜の放送を楽しみに待ちたいと思います。

 (文=どらまっ子TAROちゃん)

最終更新:2018/09/01 18:00
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