寺島進、オフィス北野退社は大丈夫? ささやかれる「酒癖」と『バイプレ』続編不参加の裏事情
#オフィス北野 #本多圭の「芸能界・古今・裏・レポート」
ビートたけしを“親分”と慕う個性派俳優の寺島進が、たけしの独立騒動で激震したオフィス北野を11月末で退社し、12月からは篠原涼子や谷原章介、ユースケ・サンタマリアらが所属するジャパン・ミュージックエンターテインメントに移籍することが明らかになった。ただ、ドラマや映画関係者からは、「はたして、新事務所は寺島をマネジメントできるのか?」と疑問の声が挙がっている。
オフィス北野といえば、今年3月にビートたけしが独立。たけし軍団を筆頭に所属タレントの去就が注目されたが、“キタノ映画”でブレイクした寺島は、森昌行社長への恩義から残留を決断。「義理人情に厚い男」と高く評価された。
しかし、残留はしたものの、騒動によって大半のマネジャーやスタッフが退社してしまい、寺島のマネジメントが困難になったとして、結局11月いっぱいでの退社を決意。たけしに挨拶に行ったところ、「寺島は十分義理を果たしたからな」と言われたという。
かくして12月からはジャパン・ミュージックに移籍することが早々とスポーツ紙で報じられ、寺島自身も認めたが、この早すぎる発表に戸惑ったのは、寺島へのリサーチが終わっていなかったジャパン・ミュージック側だ。というのも、ドラマや映画現場から聞こえてくる寺島の評判は、必ずしも芳しいものではないからだ。
「寺島は“義理人情に厚い男”と言われてますが、現場では大物気取りで、台本にクレームをつけたり、プロデューサーに直接ギャラアップを要求したりと、悪評プンプン。俳優のマネジメントに定評があるジャパン・ミュージックでも、手に負えないのではないかという声が上がっていますよ」(キャスティング関係者)
また、寺島といえば、昨年話題を集めたドラマ『バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~』(テレビ東京系)の続編に一人だけ参加していなかったが、ここにきて、その理由を窺わせる背景も浮かび上がってきた。
『バイプレイヤーズ』は、名脇役として売れっ子の故・大杉漣さん、遠藤憲一、松重豊、光石研、田口トモロヲ、寺島進の6人が実名で登場。そのユニークな設定が斬新だとして人気を博したが、実際、業界視聴率は30%超えとも言われ、今年2月からは続編『バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島で暮らしたら~』がスタート。大杉さんの急死という信じられない事態に見舞われながらも、最終回まで撮り続けて放送したのは記憶に新しいところだが、寺島が参加することは最後までなかった。
寺島が不参加となった理由について、公式には「スケジュールの都合」とされる一方、本人が「前回でやり尽くした」とドラマスタッフに語っていたとも伝えられたが、実は、前回の『バイプレイヤーズ』の打ち上げの際、リーダー格だった大杉さんは、寺島を呼ばなかったというのだ。
もちろん、お互い多忙を極める売れっ子だけに、手違いが生じたのかもしれないが、ここで思い起こされるのは、寺島の酒癖の悪さだ。
寺島に酒が入ると豹変して気が大きくなるのは業界ではよく知られているが、実際、筆者もある酒席で、酔った寺島が、見るからに“その筋の人”とわかる男に高圧的に絡む現場を目撃したことがある。大杉さんがそうした酒癖の悪さを避けて寺島を呼ばなかった可能性は否定できず、そして、寺島がそのことを快く思わず、続編に参加しなかった──とは考えられないだろうか?
もっとも、大杉さんがなぜ寺島に声をかけなかったかは、もはや確認のしようがないが、ともあれ、移籍が内定した後に寺島の悪評を聞いたジャパン・ミュージックが12月以降、寺島をどのようにマネジメントするのか、その手腕に注目したい。
(文=本多圭)
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