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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > 謎の集団「ケケノコ族」を直撃

バブリーダンスの次はこれが来る!? 原宿を騒がす謎の集団「ケケノコ族」を直撃!

■儲けとか考えずにやる人がいてもいいじゃないか

――いま闊歩などで踊っているレパートリーは何曲くらいあるんですか?

ヒサツネ 「前前前世/RADWIMPS」「ミラクルショッピング(ドン・キホーテのテーマ)」「リライト/ASIAN KUNG-FU GENERATION」「ライディーン/YMO」「ジンギスカン/ジンギスカン」「めざせモスクワ/ジンギスカン」「YOUNG MAN /西城秀樹」の8曲ですね。

――一番得意な曲は?

ヒサツネ 最近は「YOUNG MAN」ですね。当初は竹の子族の現代バージョンだっていうのを押し出したくて、「前前前世」みたいな最近の曲をやっていたんですが、だんだんと、かつての名曲を次の世代につなげていきたいという気持ちも出てきました。今年は、西城秀樹さんが亡くなって、あの時代のアイコンが失われたわけじゃないですか。そこで、今こそ「YOUNG MAN」を受け継いでいこうと。

――今後の展開としては?

ヒサツネ 日本を明るくしていきたいです! ネットが普及して、発信する機会は増えているけど、なんだか窮屈な時代になってきているなと思っていて。そこで、街にこんな派手な格好で踊っている人がいたら、若い人たちが「こういうことやってもいいんだ」と思える、ひとつの希望になるんじゃないかと。

 今はネット上で、ユーチューバーとかお金を稼げる時代になっていますし、何か面白いことをやるというとそういうことに直結しがちですが、私たちはそこを目指しているわけではなく、居場所もストリート。オシャレして踊りたい、という気持ちだけで存在しているので、”街にいる””みんなと生きている”ということをただ全力で楽しみたいですね。一見よくわからない、と思う人たちもいるかもしれないですが(笑)。

――昔の竹の子族や、ホコ天バンドなど、原宿を拠点に活動していた若者たちも、金のこととか考えず、表現意欲だけで突っ走っていた感じがありますからね。

ヒサツネ  若さ、ですよね。そういう人たちをもう少し受け入れる世界であってほしいと思うんですよね。ルールがたくさんできて息苦しいけど、ケケノコ族はそんな雰囲気を打開するささやかな象徴として、なるべく世間に迷惑をかけずにやっていきたいと思っています。

(取材・文=北村ヂン)

●公式ウェブサイト

https://kekenoko.wixsite.com/keke

●twitter

https://mobile.twitter.com/keke_no_ko

●instagram

http://instagram.com/keke_no_ko

最終更新:2018/09/10 12:12
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