爆死中のフジ“スマスマ枠”の新番組『新説!所JAPAN』の成否は、織田裕二&鈴木保奈美の“月9”次第!?
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2016年12月まで、『SMAP×SMAP』を放送していた、フジテレビ系“月10”枠の新番組が、所ジョージの冠番組『新説!所JAPAN(仮)』に決定した。現在、オンエア中の『世界の村のどエライさん』は、9月10日放送分で打ち切りとなる。
『所JAPAN』は、6月26日にゴールデン帯でスペシャルとして放送された『所&磯田 ニッポンの謎』の進化版で、世界と比べて非常に個性的な日本の特徴をテーマに、多彩なスペシャリストの解説を交えながら、所が「知っているようで知らない身近な謎」を楽しく解き明かしていく“知的バラエティー”だという。
『スマスマ』終了後、月10枠では、昨年1月より、『ちょっとザワつくイメージ調査 もしかしてズレてる?』がオンエアされた。MCはフットボールアワー・後藤輝元、田中みな実アナ、DAIGOの3人が務めたが、初回視聴率は6.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と低迷。第3回にして、4.8%と禁断の5%割れを早くも記録するなど、その後も低空飛行が続き、1年で打ち切りの憂き目に遭った。
後枠の『どエライさん』は、俳優・山崎育三郎、千鳥、高見侑里アナがMC起用され、今年1月15日にスタートしたが、初回から4.1%と爆死。第2回で3.3%、第5回で2.1%を記録するなど、『もしズレ』以上の惨状で、わずか8カ月で打ち切られる事態になった。
新番組を仕切る所は、現在地上波だけでも、『所さんの目がテン!』『世界まる見え!テレビ特捜部』『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』(いずれも日本テレビ系)、『所さん!大変ですよ』(NHK総合)、『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』(テレビ東京系)、『所さんお届けモノです!』(TBS系)と6本のレギュラーを持つ超売れっ子。10月からは、『所JAPAN』に加え、不定期番組『所&林修のポツンと一軒家』(テレビ朝日系)がレギュラーに昇格するため、地上波で8本のレギュラーを有することになるが、『スマスマ』終了後、すっかり“爆死枠”と化したフジ“月10”を立て直すことができるのだろうか?
「『もしズレ』や『どエライさん』が、やっつけで制作された感が強かったことを思えば、所を起用しただけでも、フジや制作のカンテレの“やる気”は伝わってきます。しかし、『所を起用すれば、数字が取れる』というような甘い状況では、もはやありません。“月10”の低視聴率は、前番組である月9ドラマの低迷にも原因があります。タテの流れが悪くなっているんです。ですから、“月10”の視聴率回復のためには、月9の復活が必須。事実、昨年7月期に高視聴率を獲得した『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 3rd season』が放送されたクールは、あの『もしズレ』でさえ、通常より視聴率がよく、8%台を記録した回もありました。その意味で、『所JAPAN』は、10月期のドラマが好調であれば、いい流れでスタ-トできて、2ケタ台を取る可能性もあるでしょうね」(スポーツ紙記者)
その月9ドラマは、『コード・ブルー』以降、再び不振に陥ったが、今期の『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』は、ここまで10%台をキープしており、全話平均視聴率で1年ぶりの2ケタ台が見えてきた。
10月期の月9ドラマは、織田裕二と鈴木保奈美が『東京ラブストーリー』以来、27年ぶりにコンビを組む『SUITS/スーツ』だが、正直“今さら感”がかなり強い。織田は先に地上波で主演した『IQ246~華麗なる事件簿~』(16年10月期/TBS系)が、平均10.5%でかろうじて2ケタ台を死守した。
『SUITS』には、織田の相棒役で、Hey! Say! JUMP・中島裕翔が出演するが、織田と鈴木の「昔の名前で出ています」コンビで、今の視聴者にどこまで通用するかがポイント。その後番組となる『所JAPAN』の成否は、月9ドラマに懸かっているといっても過言ではなさそうだ。
(文=田中七男)
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