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日刊サイゾー トップ > 社会  > ゲイマッサージ店の忘れられない客
アングラライター・國友公司の「裏社会ふしぎ発見!」

新宿二丁目ゲイマッサージ店の元スタッフが明かす、”薔薇の花園”の内部とは?(後編)

「この2人は笑えるからまだいいんです。本当に歪んでいるというか、人としてどうなのかと思ってしまう客もいます。名前は伏せますが、アメリカのそこそこ有名な大学の教授が来たことがあるんです。観光で日本に来たとか言っていました。そして自慢げに、『私は日本に来るたびにアジアボーイを買い漁っているんだ』というんです。私はある程度、英語が話せるので聞いてみると、どうやらアジア人蔑視の感情があるんですよ。自分よりヒエラルキーが下の人間をさらにメチャメチャにすることによって、性的興奮を得ているんです」

 ケンタ君の勤めていたマッサージ店は手コキのみで本番行為がない。もちろんケンタ君は断ったそうだが、その大学教授は「アジア人なんだから挿れてもいいだろ」と不貞腐れながら再び夜の街に出て行ったという。

「親が泣く」「そこまでして学校に通いたい?」、ケンタ君を見てそう感じる人もいるかもしれない。しかし、ケンタ君的には「総じてやってよかったと思っている」という。苦い経験こそ、自分を見つめ直すための材料になるとのことだ。ということで、自分探しのためにインドでも行こうと思っている男子学生がいたら、ぜひこちらにも足を踏み入れてみてはいかがだろうか?

(取材・文=國友公司)

最終更新:2018/09/14 10:45
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