民放各局がテレ朝『報ステ』潰しへ! キャスター交代、スポーツ強化で弱体化必至
#テレビ朝日 #報道ステーション
テレビ朝日系の看板報道番組『報道ステーション』が9月いっぱいで、サブキャスターの小川彩佳アナウンサーを降板させ、10月から“出戻り”フリーアナの徳永有美を後任に起用することで波紋を呼んでいるが、そのほかの民放局は、この機に乗じて、一気に『報ステ』潰しに出るという。
というのも、10月から『報ステ』が弱体化し、視聴率は降下する可能性が高く、チャンスとみる他局は、今後月曜から金曜の午後10時台の番組を強化していく方向へ、舵を切っていきそうなのだ。
『報ステ』は常時10%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)前後の視聴率をはじき出している優良番組。2016年4月に、メインキャスターが古舘伊知郎から富川悠太アナに交代しても、さして数字は落ちなかった。しかし、今回ばかりは視聴者の動向に変化が生じそうな気配だ。
「『報ステ』は前身番組の『ニュースステーション』時代から見続けている視聴者に支えられているのです。小川アナは7年半の長きにわたって、サブキャスターを務めてきました。清楚で知的な美人の小川アナは、出過ぎた発言もなく、視聴者から高い支持を受けてきました。今の『報ステ』を支えているのは、富川アナではなく、小川アナ。その小川アナがいなくなることで、見なくなる視聴者もいるでしょう。ましてや、後任が過去のこととはいえ、同局社員の夫がいながら、ウッチャンナンチャン・内村光良との不倫に走って、“略奪婚”した徳永アナではお話になりません。徳永アナが報道番組にふさわしいかどうかは、言わずもがなで、“不倫アナ”に嫌悪感を覚える視聴者もいるはず。この措置は、視聴者離れにつながりかねません」(テレビ誌関係者)
サブキャスターの交代が、視聴率降下につながりかねないようだが、10月から『報ステ』の路線変更で、それに拍車を掛けてしまいそうな雲行きとなっているのだ。
「『報ステ』は10月からスポーツやカルチャーに力を入れていくと聞いています。現状でも、松岡修造のコーナーなど、スポーツに大きく時間を割いて伝えていますが、その傾向がますます強くなっていきそうです。それに向けた予行練習ではないでしょうが、“報道番組”でありながら、8月20日、21日のトップニュースは高校野球でした。どうしても、高校野球を詳細に伝えたければ、スポーツコーナーの枠を拡大すればいいのであって、トップで伝える必要はないでしょう。今以上に、スポーツを強化することになれば、もう報道番組ではなく、『スポーツ報道ステーション』になってしまいます。視聴者は報道を見たくて見てるのに、スポーツばかり扱うと、当然離れていってしまうでしょうね」(同)
テレ朝以外の他の民放局では、月曜から金曜の午後10時台は、『報ステ』があるため、なかなか人気番組が育たない土壌があるのは事実。しかし、その『報ステ』が弱くなれば、他局もこのチャンスを逃さないはず。同時間帯の“強化”で、『報ステ』潰しへと向かうだろう。
(文=田中七男)
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