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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 剛力・前澤、明暗を分けたもの
ITジャーナリストが解説

剛力彩芽と&ZOZO前澤友作氏の”色ボケ”SNS騒動、2人の明暗を分けたのは“信念”だった?

――とはいえ、いい年した地位もお金もあるおっさんが、自己顕示欲が強すぎる……と思ってしまいます。

高橋 確かに、大人からすると、ちょっとイタい感じもしますよね(笑)。とはいえ、今は10代向けの雑誌、「Popteen」(角川春樹事務所)などでは、専属モデルや読モが彼氏と一緒に登場したり、SNSで「彼氏と〇〇に行った」って報告するのが普通なんです。そういうのが、かっこよくて憧れる、堂々としていていい――となるんです。少し前に「MixChannel」という動画共有コミュニティサイトがはやりましたけど、あれもカップル垢を作ってキス動画をアップするとか、そういうのが支持される時代なんです。Twitterのメインユーザーである10代とZOZOのターゲットはかぶるので、前澤さんはそのへんの層にアピールしているんでしょうね。

――前澤氏の悪目立ちが、ZOZOの“客離れ”につながることはないんですか?

高橋 10代の子たちって、“この人のことが嫌いだから、この人がやってるサービス使いません”とはならないんですよ。そんなことは考えてない。ZOZOは品ぞろえがよくて、かわいいものがたくさんある。お金がなくてもツケ払いができるし、一度登録すれば次回からはクリックひとつで買い物できる――。お金がなくても今の欲望を満たしたいという若者たちにフィットしたサービスで、完全に前澤さんとは切り離されているんです。

――ちまたでは「SNSおじさん」なんて言葉もありますが、前澤さんはそれとは少し違う?

高橋 SNSおじさんというのは、強制的に写真を見せられたり、自分に絡んでくるからウザがられるんです。「〇〇ちゃんかわいいね。今度ご飯いこうね」ってLINEで来るとか、「ジムで鍛えました」っておじさんの肉体をFacebookで無理やり見せられるとか。前澤さんは、彼らとは関係のない場所で楽しくやっているだけですからね。

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