『健康で文化的な最低限度の生活』魔性の女・吉岡里帆、か弱さをチラつかせ田中圭と井浦新を手玉に?
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実際、これまでクール・キャラだったハズの京極が、何やらモジモジした様子でえみるをランチに誘うシーンもありました。島岡への扶養照会を強引に命じたことへの謝罪、が目的だったのですが、何かもう下心アリアリにしか見えません。終盤、雷の暴走を阻止するため病院へ駆けつけた時も、えみるに対する、「お前を守りに来たぜ!」というアピールに思えて仕方ありませんでした。
マイペースな半田はまだしも、京極のように普段は冷徹ぶってる男ほど、か弱さを演出して精神的に寄りかかってくる(フリをする)タイプに弱いのかもしれませんね。
しかし、こういうタイプの女性はすべからく同性から敵視されやすく、それを演じる吉岡の好感度も高いとはいえないだけに、低空飛行が続く視聴率はこの先、一体どうなってしまうのでしょうか。打ち切りが現実的な問題になってきたように思います。
えみるのキャラクター云々を抜きにストーリーだけを考慮しても、視聴者を引き付ける魅力には乏しいと言わざるを得ません。フラット状態の中、たまにポコポコと小さな山場があるだけで、ちっとも感情移入できないんですね。
加えて今回は特に、暗めのお話となってしまいました。島岡が過去に雷から性的虐待を受けていたことを知ったえみるが、「重いです。重くて重くて身動きがとれません」と、京極に訴える場面がありましたが、このセリフ、多くの視聴者の胸の内を代弁していたのではないでしょうか。
まぁ、生活保護問題を主軸に置いている時点で、そうなることは予測していましたけど、重たいテーマであっても見せ方次第ではいくらでも面白くなります。次回、AKB48時代とは打って変わり、才女役にチャレンジしている川栄李奈がメインの回になるということで、ここで流れを変えることができるか注目したいと思います。
(文=大羽鴨乃)
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