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NHK大河ドラマ『西郷どん』3年ぶり1ケタ台陥落の危機到来! “Xデー”『24時間テレビ』の裏となる8月26日か!?

NHK大河ドラマ『西郷どん』番組公式サイトより

 NHK大河ドラマ『西郷どん』(NHK総合)が、ここに来て苦しい局面を迎えている。

 第18話(5月13日)から第25話(7月1日)までの「島編」では、主人公・西郷吉之助(鈴木)の2番目の妻・愛加那役を演じた二階堂ふみの奮闘もあって、なんとか12~14%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を死守してきた。

 しかし、7月8日放送のスペシャルを挟んだ後、同15日(第26話)に「改革編」がスタートすると、状況が一変。同話は12.2%、第27話は12.0%と低調で、第28話は自己ワーストタイの11.1%まで降下。第29話では11.6%とやや持ち直したものの、第30話(8月12日)では10.3%で最低記録を更新し、1ケタ台目前まで沈んだ。直近の第31話(同19日)も自己ワースト2位の11.0%で低空飛行が続いている。

「改革編」には、新キャストとして、遠藤憲一(勝海舟)、小栗旬(坂本龍馬)、笑福亭鶴瓶(岩倉具視)、玉山鉄二(桂小五郎)らが登場しているが、残念ながら視聴率には結びついていないのが現状だ。

 こうなると、やはり危惧されるのが、大河としては“禁断”の1ケタ台陥落だ。昨年の『おんな城主 直虎』(柴咲コウ主演)は全話平均12.8%で、大河史上ワースト3位の低視聴率に終わったが、それでも最低は第45話の10.7%で、1ケタ台は記録していない。

 仮に、『西郷どん』が1ケタ陥落となると、2012年『平清盛』(松山ケンイチ主演)と並び、平均12.0%で、史上ワースト視聴率となった、15年『花燃ゆ』(井上真央主演)第36話の9.3%以来、3年ぶりの惨劇となる。

 その“Xデー”はやってくるのか? テレビ業界内では、「8月26日放送の第32話で、1ケタ台に転落する可能性あり」とのウワサがもっぱらだという。というのは、同日、日本テレビ系『24時間テレビ41 愛は地球を救う』のフィナーレとバッティングするからだ。昨年の『24時間テレビ』のフィナーレは28.4%をマーク。その日、大河ドラマ『直虎』は11.2%でかろうじて2ケタ台を死守した。だが、『西郷どん』のここ数週の低調ぶりを見ると、1ケタ台に落ちてしまう可能性も十分ありそうだ。

 ただ、NHKにとって、悲観する材料ばかりではないようだ。26日の午後8時台、日テレ以外の他の民放局は、ほぼ“敵前逃亡”状態で、テレビ朝日は『世界で本当にあった!奇跡の救出映像50』、テレビ東京は『独占スクープ!池上彰VSオウム6人の証言者』、フジテレビは『ニチファミ!逮捕の瞬間!警察24時 平成の名物刑事 伝説の事件簿一挙大公開…』をオンエア。『24時間テレビ』フィナーレの裏では、視聴率が取れないことを見越して、“敗戦処理”的なラインナップを並べている。

 唯一、TBSだけは『アジア大会2018ジャカルタ~男子100m決勝~』を放送するが、『24時間テレビ』の裏では厳しい戦いとなりそう。

 通常週より、日テレ以外の局の番組が弱いだけに、NHKとしては、そこに一縷の望みを託すしかなさそう。大河で3年ぶりとなる屈辱の1ケタ台だけは、なんとか阻止したいところだろう。
(文=田中七男)

最終更新:2018/08/21 16:00
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