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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 『アイドル博』で推しの体内を観察!?
“生涯ドルヲタ”ライターの「アイドル深夜徘徊」vol.16

健康診断に歯磨き、顕微鏡でアイドルの体内細胞を観察!? 特典会のみの巨大イベント『武道館アイドル博2018』レポート

当日の武道館

 昨年のゴールデンウィークに第一回が開催され、大きな話題となったアイドルイベント『武道館アイドル博』。会場確保の問題などから、一回きりのイベントになるのではないかと思われたが、今年の8月13日、夏休みの時期に移して開催となった。いろいろと試行錯誤の中行われた昨年に比べ、今年はパワーアップした点や改善点などもあり、より幅広い層にアピールできるイベントになったと感じた。

 まず、イベントの概要を説明しておこう。

 会場となるのは、日本武道館のアリーナエリア。そこに約80のブースが作られ、各アイドルが工夫をこらした物販と特典会が行われる。時間は、第1部10:00~13:00、第2部13:30~16:30、第3部17:00~20:00の3部構成で、各回来場者の入れ替えがある(アイドル側は通して出展可能)。全体での参加アイドルは、約130組、数百人にも上るという。

 場内の一角には、トークステージが設けられ、MCのチュートリアル・福田充徳、アシスタントに=LOVE・佐竹のん乃、SKE4・谷真理佳、サブMCの初恋タロー、そしてコメンテーターの吉田豪が、参加アイドルたちをゲストに迎えトークを繰り広げる。こちらは、生放送配信プラットフォーム「SHOWROOM」で配信されていたので、在宅で楽しんだ人も多いだろう。

 トークステージでの最注目は、3部を通して、X JAPANのギタリスト・PATAが参加していたことだった。オープニングトークを見たが、特にアイドルに詳しいというわけではなく、独特の存在感を醸し出していた。カリスマバンドのギタリストというよりは、優しいおじさん感が出ていて、なかなかよいキャスティングであったと思う。

 出展の方でも、前回と変わったところが何点かある。まず大きいのは、男性アイドルが参加しているということだ。

 公式発表では、15組、全体の一割弱が男性アイドルということになる。中には、「オトプロ!男の娘アイドルプロジェクト」のように、“女の子の格好をした男性ユニット”という変わりダネもいた。

オトプロ!男の娘アイドルプロジェクト

 男性アイドルユニットの特典会もいくつか覗いてみたが、「あごクイ」をして、キス寸前のようなポーズのチェキを撮るなど、女性アイドル顔負けの濃厚なサービスがあり、女性ファンをメロメロにしていた。

 次に注目したいのは、「週刊文春」(文藝春秋)と「東京スポーツ」というスクープメディアが出展しているというところ。文春が行っていたのは、スクープ記事風のフォトフレームを用意し、それを使ってアイドルと2ショットチェキが撮れるという企画。いつもアイドルのスキャンダルに泣かされているファンの心理を逆手に取った、面白い作戦だと感心した。

 そして、東スポは、「東京スポーツアイドル杯」を開催。投票券付きのステッカー(100円)を購入し、出走しているアイドルに投票すると、上位2人が東スポの誌面に出られるというもの。こちらも参加アイドルがブース前で投票のお願いをするなどして、大いに盛り上がっていた。

 また、昨年は原則ライブ禁止となっていたのだが、今年は、「2o Love to Sweet Bullet」のブースにステージが作られ、「眺望絶佳 in 武道館2018」というライブが行われていた。

「眺望絶佳 in 武道館2018」ステージ

 他の出展者の邪魔にならないよう、音量は控えめではあったが、各ユニットとも多くのファンが集まり、なかなかの盛り上がりをみせていた。

 それでは、本イベントのメインである特典会内容を見ていこう。

 まず目についたのは、ブースにサイクリングマシンを持ち込み、ファンに漕いでもらうという企画を行っていた、「ふぇありーているず!」。

 今回、会場では電源を使ってはいけないという制限があったのだが、それを逆手に取り、マシンを漕いで発電、その間音楽が流れ、メンバーが隣で踊ってくれるというなかなか凝った趣向の企画だ。

 彼女たちはまだ結成3カ月ほどで、名古屋から参加、バツスアーでファンと一緒に東京に来たとのことで、人気を集めていた。

ふぇありーているず!の発電ライブ

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