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ホントにうまいのか? 珍級グルメハンター第92回

インスタ映えするグルメをグチャグチャに混ぜると美味しい説『葛西 まぜそば』

緑の上にトンガリ帽子。パッと見、何だこりゃ…。

■インド料理屋が建ち並ぶ地域で、「マハラジャ」で勝負する大和魂

「遅せーわ!」て言われるだろうけど、やっと『バーフバリ』見ました。しかも、1作目の「伝説誕生」の方です……。

 評判通り、めちゃ面白いインド映画だったんですが、そのすぐ後に珍級ハンティングに行ったのが、こちらでした。

 葛西駅近くにある名店「麺屋永吉 花鳥風月」。半分ほどが紫外線で見えなくなっちゃってる看板には、

「マハラジャ(インドの王様)も踊り出しちゃう美味しさ!!」

 って、書かれていますが、『ムトゥ 踊るマハラジャ』は、20年前のインドの人気映画です。

 江戸川区には大きなインド人コミュニティーがあり、近隣にもインド料理屋が非常に多く、麺と具を混ぜる様子が「踊ってる」ように見えることにちなんでのネーミングってことなんでしょう。もちろん、本日の目的もその、「踊るマハラジャまぜそば」です。

 店内は黒系のインテリアで、マスターとマダムも同様に黒のユニフォーム(?)。特にマダムはラーメン屋らしからぬ、胸元が開いた黒のロングのワンピースです! セクシーな巻き髪ともベストマッチ。食べるのはラーメンなのに、酔っ払っていい気分になりそうです(笑)。

 自販機でチケットを購入しようとすると、なんと、100円の水餃子があるというので、それも一緒に購入しました。

 カウンター席で待つこと数分、まずは水餃子から着皿。小籠包みたいな小さな餃子が3つ、黒い皿に乗っています。香味の効いた特製のつけダレでいただくと、

「ツルン、ツルン、ツルンッ!」

「あれ? オイラ今、食べた?」

 って感じ。

 舌に乗せ、歯を立てた瞬間肉汁を残してノドを駆け下り、胃袋に落ちてしまうんです。めっちゃ風味豊かで、めっちゃノド越しがいい! しかも100円ですよ、ヒャクエン!! 駄菓子屋価格ですな。

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