窪田正孝のヒモっぷりが気持ちいい『ヒモメン』、“腹黒”勝地涼の存在意義って?
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■“腹黒医師”勝地涼の役割
「お食事券」と「汚職事件」を間違えるというアンジャッシュのネタみたいな展開だった今回のストーリー。翔ちゃんのヒモっぷりには、もはや清々しさを感じるほどでした。
そして、2話に引き続き、池目先生を演じる勝地涼の腹黒演技も光っていました。暗い照明の中、目を細めたり口元を歪めたりしながら内心暴言を吐く姿がドアップで映し出されるのですが、普段はとっても爽やかで紳士的なだけに、もはや顔芸とも言える企み顔とのギャップがよく表れていて、見ていてとても楽しいシーンでした。
視聴者からすると、翔ちゃんを陥れようとする池目先生は悪役のように見えかねませんが、エリートである医者がただのヒモを打ち負かすことができず、かえって空回りしてしまうからこそ、嫌われることなく、チャーミングに映るのかもしれません。
「何が『翔ちゃんが必要みたい』だ。 君に必要なのは男を見る目だ!」
と、心の声でゆり子にド正論をぶつけてくれたりもするので、ナレーションのキートン山田さん同様、視聴者のストレスの緩衝材のような役割を担ってくれているのだと思います。
■バカップルの未来はいかに……
何だかんだで翔ちゃんに甘々だったゆり子ですが、前回も書いた通り、働かない翔ちゃんが自らトラブルを起こすことで、巻き込まれてピンチに陥るも紆余曲折を経て解決し、結局は許してしまうという、ある意味で自給自足のストーリーが展開されてきました。
問題は解決されたように見えて、ヒモ男を更生させるという点は、何にも改善に向かっていません。それに気付きながらも翔ちゃんを甘やかしてしまうゆり子に、苛立ちを感じる視聴者もいたようですが、今回、ついにゆり子が目を覚まし、翔ちゃんを追い出しました。
翔ちゃんがゆり子に依存していることは明らかですが、「しょうがないなぁ〜」と財布を開いてしまうゆり子も、「甘えられている=愛されている」と勘違いをして、ヒモな翔ちゃんに依存しているんだと思います。
つまり、翔ちゃんを更生させるには、ゆり子も成長しなければならないわけですが、そのことにゆり子は気がつけるでしょうか……。
今夜放送の4話では、ゆり子に追い出された翔ちゃんが働く気になったり、なぜか池目先生の家に転がりこむようです。『おっさんずラブ』の田中圭と林遣都くんのようにはいかないと思いますが、2人がどんな共同生活を送るのか、楽しみにしたいと思います。
(文=どらまっ子TAROちゃん)
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