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日刊サイゾー トップ > 社会  > 水害被害の呉市を歩く

今すぐ、行こう! 食べて、見て応援! 呉に来てクレ!!【水害被害の呉市を歩く】

とりあえず、艦船見物は呉の目玉。「アレイからすこじま」がオススメである

 7月、水害で大きな被害を受けた、広島県呉市。夏の観光シーズン真っ只中だというのに、JR呉線が不通になった影響で客足が遠のくという打撃を受けている。

 いまだに復旧に向けて多くのボランティアが活動している呉市。「まだ、観光客が行っては迷惑なのでは……」と、思っている人もいるだろうが、観光地や飲食店の多い中心市街地は水害の影響も少なく、逆に客を待っている状況だという。

 実際、呉市はどうなっているのか。現地を訪問してみた。

■呉へは飛行機かフェリーが便利

 JR呉線の復旧予定は9月。そのため、呉市を訪れる時に便利な交通手段は、広島空港からバス。広島市との間の移動では、フェリーがもっとも便利である。

 呉線は代行バスを走らせているのだが、地元の人に尋ねると「あまり利用はオススメしない」という。

代行バスは頻繁に走っているがどうしても時間がかかる。早期の復旧を待ちたい
不通が続く呉線には代行バスの案内も。普段は通勤通学客で賑わう時間なのだが

「道が空いていれば40分ほどで着くこともあるけれど、渋滞すると1時間半以上かかることも。フェリーや高速船は時間が正確なので、もしも広島に行く用事があるときは、そっちを使っていますよ」

 フェリーを使えば呉と広島の間は1時間半ほど。そこから、バスや路面電車で市街地に行くことはできる。ただ、呉線を利用する場合と比べると不便なこともあってか「広島に遊びにいきたいけど、面倒くさいな……」という呉の人も多い。やっぱり、一日でも早い復旧が望まれる。

いまだ被災地域ではボランティアによる復旧作業が続いている (天応にて)

■市街地は平穏。食べて応援しまくりだ

 さて、呉線を使うよりは手間がかかるとはいえ、比較的スムーズに出かけることができる呉市街地。まだあちこちで復旧作業が続いているが、市街地は本当に平穏だ。

 災害当日は、繁華街である中通りも浸水したが、今では通常通りの営業に、ほぼ戻っている。

「多くの地域で断水も解消。どこの店も、通常営業に戻っているのですが、やっぱり観光客は少ないですね……」(あるお店での話)

 そんな状況で、観光客が戻って来てくれることを祈る呉市の人々。単に来てくれというだけではない。

 呉市には、我々が食べて応援ができる店が、いくらでもある。

 まず呉市といえば、市内の多くの店舗が出している海自カレーが知られるところだが、美味い店はそれだけではない。

呉といえば海自カレー。災害に負けずに美味しいカレーを食べさせてくれるのだ

「もともと呉市はハイカラな街で、みんな舌が肥えています。だから、古くから続いている店というのは、美味さで生き残ってきた店なんです」

 そう話す地元の方の案内で今回連れて行かれたのは、まずジンギスカンの店「関白」。

ジンギスカンは美味さのあまり写真を忘れました……また行こう

 ジンギスカンというと、羊の肉を使った食べ物のハズだが、ここは違う。出てきたのは、ジンギスカン鍋に乗った豚足と豚耳……なんだか知らないが、美味い……あまりの衝撃に写真は忘れた。

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