『グッド・ドクター』心がピュアな視聴者ならば感涙もの? “感動狙い”の演出があざとすぎる……
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山崎賢人が天才的な記憶力をもつ小児外科医役を演じるドラマ『グッド・ドクター』(フジテレビ系)の第5話が9日に放送され、平均視聴率12.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から1.6ポイントアップで、これまでで最高の数字となりました。
(前回までのレビューはこちらから)
今回、東郷記念病院に来院したのは、天才ボーイソプラノ歌手の羽山響(城桧吏)。喉の不調を訴え精密検査を行ったところ、酷い炎症を起こしていることが発覚するのですが、造影CTの結果を見つめる小児外科医の面々は、その病名を突き止められません。
そんな中、主任の高山誠司(藤木直人)から意見を求められた新堂湊(山崎)は、下咽頭梨状窩瘻という病状であることを言い当て、高山に褒められます。しかし、その様子を見つめる、湊の指導医・瀬戸夏美(上野樹里)は浮かない表情。実は前回、夏美は高山から、湊を患者とのコミュニケーションの必要のない画像診断科へ転科させる考えであることを聞かされていたからです。
さて、病名を突き止められはしたものの、そのオペ中に少しでも神経を傷つけてしまうと、高音が出せなくなってしまうリスクが伴い、響の父・徹郎(三浦誠己)が猛反発。直近に欧州での公演を控え、なんとか鎮痛剤で痛みを緩和させるよう主張するのでした。
そんな父親の様子を見て響は落ち込み、心を閉ざしてしまいます。ファンだと話しかけてきた小児外科の患者・倫太朗のことを無視し、病棟内で開催される予定だという合唱会の招待状を差し出された際には、破り捨ててしまうのです。
しかし、響のことが気になる倫太朗は、病室へ足しげく通います。するとある日、響の病状が悪化。激しく咳込み、その場に居合わせた湊は、早急にオペをしなければならないと騒ぎ立てます。
そこへ徹郎が姿を現し、オペを断固拒否。湊が自閉症を患っていることに気が付き、任せてはおけないとクレームを申し立てます。
この事態に直面した高山は、湊を画像診断科へ転科させることを決意。しかし湊は、「どれだけ怒られても小児外科医になります」と主張し、高山の命令を拒むのでした。
その夜、高山は夏美と2人きりで飲みに行き、自身の弟・雅也(吉村界人)も自閉症だったことを打ち明けます。そして、その弟が、自動車整備士になる夢を追って工場で働き始めたものの、会社の同僚に受け入れられず、結果的にパニック症状を起こして電車に轢かれ死んでしまったことも。高山としては、湊に同じ想いをして欲しくないため、夢を早急に諦めさせようと、これまで厳しく接していたというのです。
一方、あくまでオペを断り続ける父親の姿を見た響は、「歌なんか嫌いだ。歌えば歌うほど、お父さんは僕を見なくなった」と、これまで胸の内に抱えていた想いを吐露するのでした。
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