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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 『ケンカツ』視聴率上昇の兆し見えず

『健康で文化的な最低限度の生活』孤独なシンママ役・安達祐実の演技が光るも、視聴率上昇の兆しは見えず……

フジテレビ系『健康で文化的な最低限度の生活』番組公式サイトより

 吉岡里帆が主演するドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』(フジテレビ系)の第4話が7日に放送され、平均視聴率5.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から0.3ポイントダウンとなり、上昇の兆しが見えてきません。

(前回までのレビューはこちらから)

 今回、福祉生活課の窓口を訪れたのは、1年前に夫のDVが原因で離婚し、それ以来、生活保護を受給しているシングルマザーの岩佐朋美(安達祐実)。その担当を務める新人ケースワーカーの七条竜一(山田裕貴)は、母子家庭で育ったために必要以上に感情移入し、積極的に求職活動中だという朋美の言葉を信じてエールを送ります。

 しかし、面談の間、朋美の娘・咲(吉澤梨里花)の面倒を見ていた義経えみる(吉岡)は、どうやら咲が母親のストレスのはけ口になり、言葉の暴力を受けていることに気付きます。そのことを七条に伝えるのですが、「あの人なら大丈夫」と、取り合ってもらえません。

 その後、朋美から就職先決定の報せを受けて喜ぶ七条ですが、それから急に音信が途絶えてしまい、不審に思います。何度電話してもつながらず、訪問しても留守ばかり。そんな中、えみると街中を歩いていた時、スーパーから出てくる朋美にばったり出くわすのですが、朋美は何も言わずに逃げ去ってしまうのでした。

 朋美の行動に頭を悩ます七条のもとに、ある日、朋美の妹・百合子が訪問。姉が離婚によって喪失感を味わい、さらに子育てや就職活動のプレッシャーで押し潰されそうになっているという話を打ち明け、七条に力になって欲しいと頼みます。

 百合子の言葉に気持ちを新たにした七条は、なんとか朋美を福祉生活課に呼び寄せることに成功。久しぶりの面接に気合が入り、「頑張りましょう!」と激励します。しかし、これが朋美にとっては精神的な負担になってしまい、席を外してトイレへ。その後を追いかけたえみるは、トイレの窓から今にも飛び降りそうな朋美の姿を目撃し、今日はもう帰宅するよう促します。

 その後、えみるは、朋美の様子が尋常ではなかったことを七条に報告し、彼女の気持ちを考えていないと指摘します。しかし七条は、母子家庭で育ったため、シングルマザーの苦労は身に染みてわかると反論。口論になりかけたところで先輩ケースワーカーの半田(井浦新)が間に入り、話し合いの結果、朋美を一度精神科で診てもらうことになります。

 しかし、納得がいかない七条は、同僚たちが帰宅した後、静まり返った職場で悶々とした時間を過ごします。そこへ上司の京極(田中圭)が現れ、何気なく幼少期の思い出話を披露。朝昼晩と働き詰めだった母親が体を壊し、やむをえず家にいた時、「一緒にいられるのがうれしかった」という話をします。

 この話によって七条は、以前、昔話をしていた時に母親が、「自分の口から助けてって言えないお母さん、多いのよ」と漏らしていたことを、ふと思い出します。そして、朋美に対して今自分がしなければいけないのは、「頑張れ」ではなく、「頑張るな」と言うことなのではないかと思い立ち、すぐさまその気持ちを電話で伝えます。

 精神科での受診の結果、朋美はうつ病を患い、自殺一歩手前の精神状態だったことが発覚。その後、ゆったりとした時間を過ごし、元気を取り戻したところで終了となりました。

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