去年の「ガツン、とアロエ」は美味かったよね? 自虐が過ぎる「ガツン、とみかん」は「ガリガリ君」よりも美味かった!?
#企業 #グルメ
そういえば、ガリガリ君だけじゃないんだな。ガリガリ君で知られるアイスクリームメーカーの赤城乳業の自虐的過ぎるプロモーションが話題を集めている。
「ガリガリ君より売れてないのに20周年」
そんなキャッチフレーズで専用ページまで作られているのが、同社の商品「ガツン、とみかん(通称・ガツみ)」である。
ガツみは、1998年に発売された商品。81年に発売された看板商品のガリガリ君に比べると歴史は浅い。とはいえ、20年も販売を続けていれば、間違いなくロングセラーである。
それでも、赤城乳業の代名詞となっているガリガリ君に比べればマイナーなのは確か。どれだけ知られていないか、ちょっと近所のスーパーを回って確かめてみた……。
「えーっと、あの棒アイスなんですが……ほら、オレンジ色の……赤城乳業の……」
そんなふうに店員さんに話しかけると、よくて出てくるのはガリガリ君の九州みかん味。いくつかのスーパーでは「オレンジじゃないでしょ?」と、有無を言わさず定番のソーダ味を指さされたのである。
さらに、そうしてガリガリ君を指さす店の多くでは、ガツみも確かに売っていたのである。
メジャーすぎるガリガリ君の影に隠れて、マイナー感の強いガツみ。でも、20年も売っているだけあって、不味いなんてことはない。こちらは、果汁ではなく果肉が入っているので、みかんの食感は商品名の通り「ガツン」とくる。いうなれば、冷凍された、みかんジュースに、さらに冷凍みかんが入っている感覚である。
あるスーパーでは、こんな話も。
「このシリーズは、これまでも、みかん以外にキウイなどさまざまな味を投入してきましたが、奇をてらっている感が際立っています。去年の『ガツン、とアロエ』は、なかなか独特の味わいだったんですが……さすがに一年だけで終わってしまいましたね」
さまざまな味にトライできるのも、ガリガリ君の売り上げというベースがあるからか。そういえば、赤城乳業の工場でバイトをするとガリガリ君が食べ放題という伝説は、本当なのだろうか……。
(文=是枝了以)
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