当て馬は風間俊介? 吉沢亮……? 波瑠主演『サバイバル・ウェディング』に感じる一抹の不安
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■“頑張って努力しました”感がない
さて、今話では“スーパー爽やか王子”祐一の素顔も明らかになりました。祐一は、柏木コーポレーションの社長・柏木惣一の息子だったのです(何の会社なのかはイマイチよくわかりませんが)。
祐一はさやかが社長の息子という肩書に媚びるような人じゃないと先輩に反論したり、さやかがタイアップ広告のコピーを何度も書き直していたとさりげなくクライアント先の担当者にアピールしていたり、とにかく真面目で性格も良し。前回のレビューで「笑顔が胡散臭い」と書きましたが、本当に「いい子」なようです。疑ってすみませんでした。
でも、お父さんとはうまくいっておらず、なんだかワケアリな様子なので、この先、さやかとの仲が進展し、お付き合いにでも発展したら、何かしらの“障害”となりそうな予感プンプンです。
先ほども書いた通り、「ファッション」が今話のキーワードとなったわけですが、『人は見た目が100パーセント』(フジテレビ系)で、桐谷美玲が化粧っ気ゼロの地味なリケジョを演じてもただの美人だったように、そもそも波瑠ちゃんが美人なので、フルメイクをしてドレスアップをしても“激変”した感じがないし、そこまで強いインパクトはありません。
もちろん、綺麗なお顔のイケメン・吉沢くんと並んでも違和感がないし、むしろお似合いです。なので、2人の距離が近付いてもそこまでの感動はありません。今更キャスティングがどうとか言うつもりはありませんが、もっとこう、視聴者にもひとつずつ階段を上がっていく達成感のようなものを味わわせてほしいところです。
■後半が詰め詰めになる嫌な予感……
原作では、「riz」は月2回の発行のため、さやかには全12回の婚活コラムが与えられていますが、ドラマでは月1発売のため、コラムは全6回。今話ラストには、第2回目となる「クローゼット革命!!」の誌面が登場したので、残された4回=4カ月で結婚までこぎつけなくてはならないわけです。
が、祐一との距離が近づく一方で、和也フラグもまだ完全に折れたわけではないし、宇佐美フラグも立ち始めました。そんなにのんびりしている時間はさやか的にも、ドラマ的にもありませんから、この後、ものすごい勢いでストーリーが進行していくことが予想されます。視聴者を置いてきぼりに……なんてことにならないといいのですが、どうでしょうかねえ。
まぁ、こちらが焦ったところで何の意味もありませんから、今夜も生温かい目でさやかの婚活を見守ろうと思います。
(文=ドラマっ子TAROちゃん)
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