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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 『ゼロ』増田貴久が劇中でステマ?

増田貴久が劇中でちゃっかりステマ? 『ゼロ 一獲千金ゲーム』は“NEWSファンのためのドラマ”で終わるのか

■次回は冗長さがプラスに転じる?

 初回のレビューで、このドラマは『LIAR GAME』(フジテレビ系)に似ていると筆者は述べた。しかし、決定的に違う点がある。何度も言うが、それはテンポ。というか、『LIAR GAME』はテンポの良さが魅力だった。

『ゼロ』には、無駄な会話が多い。だから、間延びする。加藤の芝居の拙さがテンポの悪さを助長している気もする。後藤峰子役・小池栄子と末崎セイギ役・間宮祥太朗の演技がいいので、余計に加藤の技量不足は際立ってしまっている。

 次週にて、新たなゲームがようやく登場するようだ。予告を見たところ、原作版に登場した「迷宮のトライアングル」であることは明らか。「迷宮のトライアングル」は、3人1組で挑むアトラクションだ。グループは「三角形の形をした部屋」に閉じ込められ、そのうちの1人は室内にある水槽内で拘束される。出題された問題に正解するまで、水槽の水はたまり続ける。溺死しないためには、3人が力を合わせ、難問に挑まなければならない。

 もしかしたら、朗報かもしれない。今まで、ドラマ版では会話が冗長に感じられた。でも、それがプラスに働くかもしれない。チームワークを描く上で、会話シーンは重視すべき。時間を割くべきだ。各々の人物像が、より鮮明になる可能性もある。加えて、確かな演技力を持つ間宮が、次ゲームからは大フィーチャーされる。期待値を喚起させる流れだ。

 次週こそ、“NEWSファンのためだけにあるドラマ”という印象を返上する、いいチャンスになるかもしれない。

(文=寺西ジャジューカ)

最終更新:2018/10/03 12:22
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