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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 『PON!』後番組バーター枠なし?

『PON!』終了 後番組に局アナ起用で、ナベプロ&松竹の“ゴリ押しバーター枠”消滅危機

日本テレビ系『PON!』番組公式サイトより

 日本テレビは7月30日の定例会見で、朝の情報番組『PON!』が9月いっぱいで終了すると発表した。

『PON!』の前身番組となるのは、2005年に始まった夕方の情報番組『ラジかる!!』。その後、朝の10時台に移動し『ラジかるッ』となり、『おもいッきりDON!』『おもいッきりPON!』とリニューアルした後、10年3月から『PON!』として放送されていた。

「この枠は、情報番組の中でも特にバラエティー色が強い枠です。扱うニュースは芸能ネタが基本で、レギュラー芸人によるコーナーとゲストとのトークが基本。特に若手芸人を多く起用する番組となっていました」(テレビ誌記者)

 そんな『PON!』だが、『ラジかる!!』時代から、芸能事務所・ワタナベエンターテインメントが大きく関与しているという。

「『ラジかる!!』のMCがナベプロ所属の中山秀征だったというところから始まって、『PON!』でもナベプロのビビる大木がメインMCを務めるなど、とにかく“ナベプロのタレントの番組”という色合いが強い。現在レギュラー出演してる芸人もハライチ・澤部佑やロッチ・コカドケンタロウなど、ナベプロ所属芸人が多いですね。メインMCとのバーターという形であることはいうまでもないでしょう」(テレビ局関係者)

 ビビる大木とともにメインMCを務めるのが岡田圭右。『PON!』には、その岡田が所属する松竹芸能の若手芸人も多数出演している。どうやら、ナベプロと松竹は、売り出したい無名の若手芸人をバーターでねじ込んでくることも珍しくなかったようだ。

「『PON!』にしか出ていないような芸人でも、あたかも“ネクストブレイク枠”であるかのような空気を出して、出演させることも多かった。まあ、ナベプロと松竹はもともとバーターの多い事務所として知られているので、『またやってるな』という印象ですけどね」(同)

 いわばナベプロと松竹のゴリ押しの場となっていた『PON!』だが、10月からは後番組として同局の青木源太アナをメインMCに据えた番組が始まると報じられている。

「メインMCが局アナとなれば、事務所によるバーターねじ込みが難しくなる。後番組からナベプロや松竹のタレントが一切消えてしまうということも考えられるでしょう。日テレ的には、青木アナをメインMCに起用することで、“ナベプロや松竹のゴリ押しがツラかった”という意思表示をしたかったのかもしれないですね」(同)

『PON!』の後番組に、ナベプロと松竹は関与できるのか? あるいは全く別の事務所が、深く関与してくるのか──? その動向に注目が集まる。

最終更新:2018/08/02 12:00
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