きっかけは細川ふみえの登場か 「Dカップ」が巨乳扱いされなくなったのはいつ?
2018/07/30 14:00
#グラドル #細川ふみえ #イエローキャブ
でも、それでは終わらない。細川の登場だけじゃない。以降、熊田曜子や磯山さやか、中村静香などFカップグラドルは多数出現。結果、Fカップはインフレを起こし、「巨乳」を売りにするにはGカップやHカップが必要な時代へ突入する。
同時に、世の一般女性も巨乳を意識するようになる。ワコールは「よせてあげる 」を売りにした「グッドアップブラ」を92年より発売し、5年間で1000万枚を売り上げる大ヒットを飛ばした。こうなると、もはやDカップは身近だ。
もっと明確なデータがある。トリンプは、世の女性のカップ推移を1年ごとにリサーチしているらしい。データを見ると、80年には全体の4.5%しかいなかったDカップが、2017年には25.5%にまで増加している。いまや、4人に1人がDカップ! ちなみに、17年におけるEカップの割合は18.2%、Fカップの割合は6.6%である。80年のDカップの割合より、現代のFカップの割合のほうが上回っている。
要するに、こうだ。細川のデビューで「Dカップ」=「巨乳」のイメージは失速。以降はFカップ以上のグラドルが多数出現し、同時に一般女性のバストサイズも大きくなった。Dカップの存在は珍しくなくなり、「Dカップ」=「普通」の現在に至る。
人間の価値観は決して画一的ではない。「ちっぱい」という言葉もあるように、微乳を好む男性は一定数いる。バストよりヒップに興味がある男性だって多数存在。
「巨乳」の概念は日々刷新されているが、他の価値観もしっかりと存在する。嗜好の多様化が進んでいるのだ。「Dカップ」=「巨乳」というイメージの崩壊は、多様化の一断片と認識すればわかりやすいかもしれない。
(文=寺西ジャジューカ)
最終更新:2018/07/30 14:00
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
03:20更新
イチオシ記事
現役ヤクザも視聴する78歳の元山口組顧問弁護士・山之内幸夫が「アウトロー系YouTuber」に大転身した驚愕の理由