『あまちゃん』女優・橋本愛、ようやく重い腰上げた!? テレ朝『Dele』で4年ぶり民放ドラマ出演
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もはや、“忘れ去られかけた女優”といってもいい橋本愛が、27日に放送開始したテレビ朝日系連続ドラマ『Dele』(金曜午後11時15分~)に出演している。
同ドラマは山田孝之と菅田将暉のダブル主演で、ヒロインは麻生久美子。ドラマ通にはたまらないキャスティングとあって、深夜枠ながら注目を集めているが、橋本は“脇役”での出演となっている。
主人公の坂上圭司(山田)と真柴祐太郎(菅田)は、クライアントの依頼を受け、死後に不都合なデジタル記録を、すべて“内密に”抹消する仕事を生業としている。しかし、2人が任務を遂行しようとする度に、さまざまな問題に巻き込まれ、クライアントの人生とそこに隠された真相をひも解かねばならない状況へ追い込まれていくことになるというストーリー。
その中で、橋本が演じているのは、圭司が営む会社に、自分の死後、パソコンのデータを削除するよう依頼した男性の元同級生で、婚約者の楠瀬百合子役。その男性が事故で意識不明の重体になり、百合子は心を痛めるが、依頼人の死亡確認をするために現れた祐太郎に対し、なぜか依頼の取り消しを要請する。一方、祐太郎は百合子への思い入れを日々強くしていく……といった役どころだ。
橋本は2012年8月に公開された映画『桐島、部活やめるってよ』で、ヒロインを務めて脚光を浴びた。そして、13年のNHK連続テレビ小説『あまちゃん』で、主人公・天野アキ(能年玲奈=現・のん)の同級生・足立ユイ役を演じ、能年と人気を二分するほどの人気を博し、ブレークを果たした。
その後、『ハードナッツ!~数学girlの恋する事件簿~』(同10月期/NHK BSプレミアム)で主演を務め、14年7月期には『若者たち2014』(フジテレビ系)に主要キャストとして出演したが、その後、パッタリとドラマ出演をしなくなった。
もちろん、遊んでいたわけではなく、軸足を置いたのは映画界だった。16年には、主演した『美しい人』『バースデーカード』を始め、精力的に5作に出演。昨年も『PARKS パークス』(主演)、『美しい星』と2作に出ており、今年は秋に公開予定の『ここは退屈迎えに来て』(主演)、『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』に出演予定だ。
ところが、ことテレビとなると、ドラマにもバラエティにも出演しない期間が長く続いた。テレビに出なければ、「映画でしか見ることができない」といった付加価値もあろうが、露出が少なく、話題作もあまりないだけにCMも取れない。
「せっかく、『あまちゃん』でブレークしたのですから、事務所としてはもっと稼いでほしかったはず。民放ドラマでヒロイン、主演に起用されれば、女優としてのランクも上がったでしょう。ところが、視聴率が爆死した『若者たち2014』以降、一切ドラマに出なくなったため、売り出しが難しくなったようです。その間、『ドラマ嫌い』『態度が悪い』といった悪評が流れ、熱愛報道があったりで、事務所も、彼女への対応に苦慮していたようです」(芸能プロ関係者)
そんな「ドラマ嫌い」とされる橋本が、ようやく重い腰を上げたようだ。早い段階で、来年のNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』に、浅草の遊女・小梅役で出演することが決まっていたが、それに向けたリハビリともいうべきか、やっとドラマ出演を解禁した。
今年の大河ドラマ『西郷どん』の第7話と第8話に、主人公・西郷吉之助(鈴木亮平)の“最初の妻”須賀役で出演。そして、今回『Dele』への出演となった。連ドラレギュラー出演も、民放ドラマも、『若者たち2014』以来、実に4年ぶり。
お茶の間では、すっかり忘れ去られかけている橋本だが、来年の大河に向け、存在感アピールも必要だ。脇役ながら、『Dele』での奮闘を期待したいものだ。
(文=田中七男)
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